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イルミside
───
仕事から帰ってくると執事たちが慌てふためく姿が見える。
｢ねえゴトー。何があった？｣
｢おかえりなさいませイルミ様。キルア様がナニカ様を呼び出してAの目を治すという願いを…｣
予想外の出来事だった。ゴトーの事をそのまま無視し急いでキルのところに行く
お母さんもお父さんも弟達もその光に包まれたAとナニカの事を見守るしかできない
｢イル兄、仮面の下の… 成長したAの顔、見たことある？｣
｢ないよ、ねえキル。Aの目を治すこと、お前がナニカに指示したの？｣
｢ああ、そうだよ。｣
｢ふーん。A…｣
『…』
呼びかけても応じないAに一瞬だけ不安を抱く
何分たっただろう。次第に光が消え、Aとナニカの姿がはっきりと目に映る。
疲れてしまったナニカはそのまま倒れるように眠り、元のアルカの姿になった。
Aは静かに立ち上がり、倒れたアルカを支え抱きかかえる。
ﾎﾟﾄｯ
裏庭の芝生の上に小さく音を立てて落ちたのはAの付けていたディスプレイマスク。
マスクの内側はたくさんの機械が詰まっていて、パッと見ただけでも2キロ近くはある
『イルミ様…』
何年ぶりに聞いた声だろう。もう忘れてしまった様にも思えた。鈴のような声。落ち着いた声。眠りを誘う声。安心できる声。そして愛しい人の声。
背を向けて立っていたAが振り向く。
｢久しぶり、A｣
いつぞやに見た美しい姿。もう見れないと思ってた。見れなくても美しかったAは誰もが息を呑むほどの美しさを放っていた。
ああ、そうだった。切りそろえられた前髪、雪のように白い肌、血色感のある健康的な小さな唇、そして大きくてくりくりした茶色の瞳。
初めて出会った時と同じ感覚に浸った。
『イルミ様… お外って、すごく明るくて風が気持ちよくてこんなにも輝いてるのですね』
普段は堅苦しく従順な口調のAだったがこの時は違った。まるで初めて外に出た子供のように嬉しそうな口調で。柔らかかった。
｢Aちゃん！！｣
ガバッと効果音がつきそうな勢いでお母さんがAに抱きつく
『キキョウ様… 』
お母さんはじっくりAの顔を見る
｢大きくなったわね… 幼い頃のあなたもすごく可愛かったけど、あの頃の美しさのまま成長するなんて… ｣
全くもってその通り。そっとAの頬に手を当て感激するお母さん。
キルもミルキもカルトも、あまりの出来事で驚きを隠せず唖然していた。
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ワルプルギスのめぐ(プロフ) - ネフェルティティさん» うわわ！私にはもったいない言葉です(*´∀｀) 私のやる気が尽きない限り書いていこうと思うので引き続きよろしくお願いします...!! (2018年5月31日 17時) (
レス) id: 30da3a103e (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - ｱｱｱｱキルア可愛いどうしようイルミイケメン辛い夢主可愛すぎちょっとドウシテイイカワカラナイナー (2018年5月31日 7時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
ワルプルギスのめぐ(プロフ) - 耳パンさん» 私もそれだけは避けたいと思っています... コメントありがとうございました^^* (2018年5月29日 2時) (レス) id: 30da3a103e (このIDを非表示/違反報告)
耳パン - 続いて欲しい限りではありますがもし途中で更新停止してしまうという状況だけはして欲しくないですね...。更新楽しみにしてます。 (2018年5月27日 18時) (レス) id: cf96b918ea (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - ワルプルギスのめぐさん» はい！まったり待ってます！！！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ワルプルギスのめぐ | 作成日時：2018年5月20日 18時
