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キルアside
───
ふと裏庭を見るとそこにはナニカとAがいた。
「おい、A。アルカの願い事を3回叶えたのか?」
『はい。アルカ様の願い事、私でも出来るものだったので』
「そう。どんな願い事だったか聞いてもいいか?」
『はい。1つ目は抱っこ。2つ目は髪の毛1本。3つ目は同じ髪型をして、とのことでした』
「ふーん、ならいいけど。あのさ、ひとつ聞きたいんだせど」
A、お前の本心を聞かせてくれ。頼む…
『はい、何でしょうか』
「お前って、目が見えないんだろ?いや、無いんだろ?もしも目があったら、世界を見たいとおもう?」
『… はい。目がなくなったのは幼い頃で、記憶が一部ない私は外の景色がどんな色をしてるかとかわかりません。一度でいいから見てみたいです』
「本当にそれが本音か?隠さず言えよ。今は… イル兄も仕事でいないんだし」
お前は…
『では隠さず言います。一度でいいから、イルミ様の姿を見てみたいです。もちろん、キルア様のこともアルカ様のことも、ゾルディック家皆さんのことを。この目で見てみたいし触れてみたい。どんな色をしてるのか、そしてお面を通してではなく話してみたい。もう自分声も忘れてしまったけれど、夢でもいいから話したい… でも、お面の姿の私を好きでいてくれるイルミ様は、お面がなくなった私を嫌ってしまったらって考えると、このままでもいいと思っています。』
「…そうか。お前もイル兄のこと、大好きなんだな。いいぜ、その夢叶えてやっても」
だってお前は俺の初恋の相手だから。
『そんな… 私は今でも十分満足しています。有り余るほどの幸せを感じています。気をつわかないでください…』
「いやだね。お前の夢を叶えてやりたいから俺は言ってんだよ。メイドだろ?大人しく喜んどけよー」
『…キルア様には参りました。大人しく喜んでおきます』
「OK。じゃあ、準備はいい?」
『はい、大丈夫です』
「よし、ナニカ。俺から頼み事がある」
「?」
「こいつの… Aの目を元に戻して見えるようにしてくれ」
「あい…」
「A、怖がらなくていいから。大丈夫、痛くないから」
『はい、キルア様』
ナニカがAのお面に触れた瞬間、ククルーマウンテン一帯が白い光に包まれる。
何事かと、メイドや執事、お母さん。仕事から帰ってきたイル兄も駆けつける
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ワルプルギスのめぐ(プロフ) - ネフェルティティさん» うわわ!私にはもったいない言葉です(*´∀`) 私のやる気が尽きない限り書いていこうと思うので引き続きよろしくお願いします...!! (2018年5月31日 17時) (レス) id: 30da3a103e (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - アアアアキルア可愛いどうしようイルミイケメン辛い夢主可愛すぎちょっとドウシテイイカワカラナイナー (2018年5月31日 7時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
ワルプルギスのめぐ(プロフ) - 耳パンさん» 私もそれだけは避けたいと思っています... コメントありがとうございました^^* (2018年5月29日 2時) (レス) id: 30da3a103e (このIDを非表示/違反報告)
耳パン - 続いて欲しい限りではありますがもし途中で更新停止してしまうという状況だけはして欲しくないですね...。更新楽しみにしてます。 (2018年5月27日 18時) (レス) id: cf96b918ea (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - ワルプルギスのめぐさん» はい!まったり待ってます!!! (2018年5月26日 21時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ワルプルギスのめぐ | 作成日時:2018年5月20日 18時