爆処の幼馴染は生き急ぎ野郎

けどそれが逃げ出していい理由にはならねぇ ページ47

降谷「Aは、犯人に心当たりはないのか？」

貴「いや、でも犯人らしき人物なら見たよ。」

諸伏「Aちゃんはソイツを捕まえる為に警察官に？」



貴「いや、違うよ。」







「「「「「えっ？？？」」」」」







みんなが目を点にしてそう言った。萩やじんぺーちゃんもそっち側かよ。えっ？まさか私が両親の仇の為に警察官になろうとしてると思ってたのか？いや、普通に考えたらそうなんだけどね。








萩原「えっ、違うの！！？」


降谷「なんで萩原まで驚いてるんだ。」


松田「まじか、勘違いかよ……」



伊達「じゃあ、なんでAは警察官になろうと思ったんだ？」







ふふっ、ショックを受けて降谷くんに慰められてる萩可愛すぎない？肩トントンされてるよ。私の幼馴染が可愛すぎて辛いんだけど。まじで幼稚園から変わらないよね？天使か？

私はそんな事を考えながら、みんなの方を向いて言った。









貴「私が警察官になるのは、じんぺーちゃんと萩を守る為だよ。」




萩原「………え？」


松田「は？」










2人は飲み物を飲んでいた飲み物をこぼした。というか、フリーズしてる。すげぇ、パソコンでリモート授業してる時並に固まってる。









貴「おーい。萩〜、じんぺーちゃん戻ってこーい。」




降谷「2人にも言ってなかったみたいだな。」

伊達「まぁ、あの反応見た所そうなんだろうな。」









私は2人の前で必死に手を振ったり変顔をしたりしてみたのだが、動く気配すらなかった。んー、人って地蔵になれるんだな。

と思っていたら、急に双方から抱きしめられた。









松田「生き急ぎ野郎とか言った昔の俺ぶん殴ってやりてぇわ。」

萩原「運無いとか言ってごめんね、Aちゃん…」


貴「ふふっ、みんなでハグするのは幼稚園以来だから、仕方ないわね！許してあげるわよ。」









懐かしい。萩はこの前ハグしたけど、じんぺーちゃんはツンデレだから普段すると暴力行為に及んでくるんだよね。嬉しいんだよ、照れてくれてるってわかってるから。けどね、それで頭鷲掴みにされたら頭がいくつあっても足りないんだよね！








諸伏「3人はすごく仲がいいんだな。」







貴「よっし、景の旦那もおいで。」


諸伏「いいのか？」


萩原「降谷ちゃんもおいで〜」


松田「なら班長も来いよ！」




「「えっ？なんで俺(僕)も？」」













結果、みんなでハグしてから警察学校に帰った。

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