仕方ねぇ、人生辛い事もあるさ ページ46
貴「やだぁ〜、乙女の秘密を知りたがるなんて降谷くんのえっち♡」
降谷「それとも、話せない理由でもあるのか？」
茶化して終わろうとしたけど、さすがパツキン先生。鋭いねぇ。まぁ、話したくないわけじゃないけど。どこまで話していいのかが、悩みなんだよね。
貴「うーん、話したくないワケじゃ無いよ。まぁ、確かに不公平だね、みんな警察官になった理由話してんのに私だけ何にも言わないのは。」
萩原「Aちゃん、」
貴「萩は心配症だなぁ〜、大丈夫だよ。」
萩は心配そうな顔で私を見る。もしかして、萩が口止めでもしてたのかな。主にじんぺーちゃんを。
さて、どこから話そうかな。前世の話から？それとも今世に生まれた時から？それはまだ早いか。なら、私が白髪になってしまった原因である、高校生の卒業式の日に両親が殺された事から話そうかな。
貴「なら、私のこの白髪の理由からでも話そうか。」
そして、私は話した。私の両親が死んだあの日のことを。
みんなの視線が急に鋭くなる。所詮他人事なのに、ここまで真剣に聞けるなんて、彼らの心は本当に綺麗だな。
私が汚れてるだけかもしれないけど。
貴「あれは高校の卒業式の日だった。仕事が普段から忙しかった両親も出席してくれたんだ。けど、式が終わってみんなで写真を撮ってる時に、両親の仕事先から電話が入って両親だけ先に家に帰ったんだ。」
降谷「Aの両親は何の仕事をしてたんだ？」
貴「私も知らないよ。言ったでしょ？けど、言える事は私の両親は人殺しではないってことかな。」
降谷くんは私が人殺しと言う単語を出した途端に目を見開いた。私がその可能性を視野に入れたことがある時点で、両親がグレーゾーンだった可能性に気づいたのかな。
貴方「その後、なんだか嫌な予感がして家路を急いだ。家に着いて玄関を開けた途端、血の匂いがしてね。リビングに行くと、そこには拳銃で胸を打たれた両親がいて、父は即死。母はまだ温もりはあったけど、心臓は動いてなかった。」
みんなは黙って私の話を聞いていた。
真剣な雰囲気に、話し手である私が呑まれそうだな。まぁ、私の場合は諸伏ちゃんみたいに調べようがないけどね。
貴「私は、そのショックで全身の毛が真っ白になったんだ。そして、身寄りがない私の後見人になってくれたのが鬼塚さんだよ。私は親類もいなかったから。」
けどそれが逃げ出していい理由にはならねぇ→←夏休みが始まる時がいちばん怖い
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楸(プロフ) - 奏多さん» SERVAMPご存知の方がいらっしゃったとは…とっても面白いですよね(クロ推し)。最高すぎてもう影響受けまくりなんですよね。これからも執筆頑張ります！ (2022年12月7日 18時) (
レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - あーちゃんさん» 初めまして。ご愛読ありがとうございます！もう秋も暮れ、寒い季節になりましたね。あーちゃんさんの記憶に私の作品が今も少しでも残っていればいいなと思っています。これからも更新頑張ります。返信が遅くなって申し訳ないです。 (2022年12月7日 18時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - 「備えあれば、多少憂いあれど問題なし。」ってSERVAMPの露木修平の言葉ですよね！！SERVAMP大好きです!! (2022年8月13日 7時) (レス) @page17 id: 0e3d617791 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初めまして!!いつも楽しみに更新待っております。この作品とても面白くて、更新が毎回待ち遠しいです。猛暑続きで暑い中ですが、無理のない程度に更新お願いします！とても面白くて主人公のキャラ大好きです!! (2022年7月20日 12時) (レス) @page43 id: 8b6cd2596f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2022年7月10日 22時
