爆処の幼馴染は生き急ぎ野郎

夏休みが始まる時がいちばん怖い ページ45

敷地内の離れた場所にある小さな家に両親の仏壇はあった。








この家には、両親の遺品や家族の写真が飾られていた。


パピーとマミーいつ見ても美人だな。今の私の髪は白いけれど、この部屋にある家族写真の私の髪は黒色だった。私はパピーと笑い方が似てるね。



私は"りん"を鳴らした。









貴「父さん、母さん。ただいま。」










何故か急に、寂しくなった。

私はテキパキと掃除を終わらせ、自分の部屋を片付けようとみんなのいる方へと急いだ。だが、そこへ行くと既に綺麗にされた私の部屋があった。









貴「えっ？私の……えっ？」




萩原「あれ？Aちゃん早かったね〜」

貴「私の部屋、掃除したの誰？」

萩原「あっ、それは多分諸伏ちゃんだと思うよ。」








私の目の前には、掃除が終わってフラフラと歩いて来た萩がいた。

まぁ、諸伏ちゃんなら仕方ねぇな。言ってなかった私も落ち度はあるし。下着入れとかタンスは触ってないだろうからモーマンタイ。








貴「くそっ、景の旦那なら仕方ねぇな。」

萩原「Aちゃんは諸伏ちゃんに甘々だねぇ。」

貴「一緒に悪巧みをした仲だからね！」

萩原「なら、俺ともイケない事しちゃう？」









萩がそう言った瞬間に鋭い叩きが萩の頭を襲った。
うわぁ、すごい速さだ！その姿はまさしく電光石火！！









貴「行けピカチュウ！アイアンテールだ！！」



松田「誰がピカチュウだよ」ﾊﾞｼｯ


貴「いﾞたい！！」








そう言って私の頭もついでに叩いていくスタイルのじんぺーちゃん。なるほどな！私と萩の頭をバシバシ叩きやがる犯人はじんぺーちゃんだったのか。にしても、徐々にシバキが強くなってる気がする…。








松田「A、もうみんな終わったから下降りるぞ。」

貴「はっ！もしかして私の事呼びに来たの？」

萩原「そういう事！」








私がそう言うと、2人は私の両手を引いて下へ降りた。うん、なんでこの歳になって仲良く3人で手繋いでんの？仲良しなの？いや、仲良しなのは確かだけど。









貴「おまたせ〜からの、お疲れサマンサ〜！」










私がそう言ってリビングの扉を開けると、伊達くんと降谷くん、諸伏ちゃんはテーブルに座っていた。その空気はどこか重くて、何故か私の心に重い何かを落とした。










貴「ん？どうしたの？」






降谷「A、良かったら話してくれないか？
君が警察官になった理由や、君の抱えている"何か"を。」

仕方ねぇ、人生辛い事もあるさ→←展示会の絵が終わらねぇ

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