初めてのポリスメンフレンド ページ34
私たちは救急車を見送った。
その後急に思い出すあのスリルが、私はどうしようとなくゾクゾクした。今でもあの感覚が残ってる。今、すごく生きてるって感覚がする。
貴「やっば、めっちゃゾクゾクしてる。最っ高…」
萩原「Aちゃん。」
私は萩に呼ばれて、声の方に振り返った。いつもとは違う真剣な表情に、私のさっきまでの感覚は消えていた。
貴「どうかしたの?萩」
萩原「無事で、よかった。」
暖かい何かに包み込まれる。
少ししてから気づいた、私は萩に抱きしめられていた。私を抱きしめる彼の身体は震えていて、彼の怖さが伝わってきた。
貴「ありがと、萩。おかげで助かった。」
萩原「うんん、俺ちょっと怖かったんだ。
届かねぇんじゃねーかって。」
私は萩の背中をポンポンっとした。私の肩に顔を埋める彼の髪が少しくすぐったかった。よかった、2人ともまだ生きてる。
萩原「Aちゃんと
貴「だね、みんな無事で良かった。」
私は萩と顔を合わせて笑い合った。
降谷「君たち、僕のこと忘れてないか?」
ブフッww、忘れてないよ私は。まぁ、萩は肩を震わせてビクッとしていたので、多分萩は忘れていたんだろうけどね。
貴「ブフッ、私は忘れてなかったよ。」
萩原「そ、そうだよ降谷ちゃん!」
ふっ、耳赤くしながらそんなこと言っても説得力ないわよ。なんか、女慣れしてそうなのに意外とそういう発言にはウブなのか?
降谷「自分たちの世界に入るのはいいけど、あまりイチャイチャしないでくれよ。」
貴「イチャイチャって、何処でそんな言葉覚えたの!?」
萩原「ねぇ、その近所のおばちゃんネタなんなの?」
貴「ふっ、アタシのマイブーム。」
萩はいつも通りの笑顔に戻っていて、あの運転中の危ない男みたいな色気は無くなっていた。あぁ、結構あの顔好きだったんだけどな。
降谷「にしても、Aの生き急ぎ野郎の意味がようやく分かったよ。」
萩原「でしょ、毎回こっちの心臓が持たないのよ。」
貴「えっ?酷くない?」
てか、どうせ萩と松田の方が私に心配かける様になるんだから、今のうちに私が将来背負う分の心労をかけるつもりです。
その後松田たちがボロボロにした。鬼塚さんの車は彼らの誤魔化しによってしばらくバレなかったという。
2日前まで評価5でしたけど、すごいですね。→←新しいお友達できた〜
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楸(プロフ) - 奏多さん» SERVAMPご存知の方がいらっしゃったとは…とっても面白いですよね(クロ推し)。最高すぎてもう影響受けまくりなんですよね。これからも執筆頑張ります! (2022年12月7日 18時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - あーちゃんさん» 初めまして。ご愛読ありがとうございます!もう秋も暮れ、寒い季節になりましたね。あーちゃんさんの記憶に私の作品が今も少しでも残っていればいいなと思っています。これからも更新頑張ります。返信が遅くなって申し訳ないです。 (2022年12月7日 18時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - 「備えあれば、多少憂いあれど問題なし。」ってSERVAMPの露木修平の言葉ですよね!!SERVAMP大好きです!! (2022年8月13日 7時) (レス) @page17 id: 0e3d617791 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初めまして!!いつも楽しみに更新待っております。この作品とても面白くて、更新が毎回待ち遠しいです。猛暑続きで暑い中ですが、無理のない程度に更新お願いします!とても面白くて主人公のキャラ大好きです!! (2022年7月20日 12時) (レス) @page43 id: 8b6cd2596f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楸 | 作成日時:2022年7月10日 22時