そなたは美しい。 ページ4
時は流れ、私たちはもう高校生になった。
小学校も中学も同じでさらに高校まで同じとなると運命を感じてくる。まぁ、私は必死で勉強したんだけどね!!
松田「A!帰るぞ〜!!」
貴「ごめん、じんぺーちゃん!ちょっと待って!!」
私は風紀委員長の仕事があるので、何かと仕事が多く。いつも遅くまで学校に残ることが多かった。しかも、2人と幼馴染ということもあり、女子からは疎まれていたと思う。
私の下駄箱にはよく画鋲が入っていた。
萩原「うわぁ、こりゃまた酷いね。」
松田「Aはやり返さねーのか?」
貴「ん?ちょっと待ってね〜。今探してるから。」
私はそう言って耳をすました。そうすると、クスクスと笑う声が階段の後ろにあるトイレの前から聞こえてくる。
「2人もさー、あんな子に構うなんて趣味悪いよね。」
と、そんな声まで聞こえてきた。
貴「見つけた。」
私は靴の中にあった画鋲を持って一目散に走った。
萩原「やばい……陣平ちゃん!!」
松田「分かってる!!」
私はその女子達を見つけるとその女子達の後ろの壁目掛けて思いっきり画鋲を投げようとした。が、それは2人に寄って止められる。
萩原「ふぅ〜、間一髪だったね。」
松田「オマエ、煽り耐性なさすぎだろ。」
貴「あっ、ごめん。」
私のその様子を見た女子の1人は怖がりながら尻もちを着いていた。私は、そんなに怖いなら喧嘩なんか売らなきゃいいのになんて思ってしまった。
私は女の子のほうに向かって音を立て歩いて行く。
貴「ねぇ、私はこれでも風紀委員長だから、生徒に危害は加えないけど、これだけは覚えてて。」
私はその子の耳元でそっと囁いた。
貴「次、同じことしたら脳みそ引きずり回すからな。」
余程怖かったのか、その子はガタガタと震えながら何度も頷いていた。それから、その子は緊張の糸が切れたのか気絶してしまった。この子以外の子はきっと逃げたのだろう。
私はこの子に上着をかけると、抱き上げた。
貴「萩とじんぺーちゃんは先帰ってていいよ。」
松田「ソイツ保健室に運ぶのか?」
じんぺーちゃんは心底嫌そうな顔をしていた。
いじめられたのは、人生初だったな。
貴「当たり前、一応私が風紀委員長だし。」
萩原「オレ、運ぼうか?オレも保健委員だし。」
全力で却下。なぜかわかんないけど不純でしかない。
え、日付が月曜になってる……→←やだぁ、明日月曜日じゃない。
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楸(プロフ) - 奏多さん» SERVAMPご存知の方がいらっしゃったとは…とっても面白いですよね(クロ推し)。最高すぎてもう影響受けまくりなんですよね。これからも執筆頑張ります! (2022年12月7日 18時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - あーちゃんさん» 初めまして。ご愛読ありがとうございます!もう秋も暮れ、寒い季節になりましたね。あーちゃんさんの記憶に私の作品が今も少しでも残っていればいいなと思っています。これからも更新頑張ります。返信が遅くなって申し訳ないです。 (2022年12月7日 18時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - 「備えあれば、多少憂いあれど問題なし。」ってSERVAMPの露木修平の言葉ですよね!!SERVAMP大好きです!! (2022年8月13日 7時) (レス) @page17 id: 0e3d617791 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初めまして!!いつも楽しみに更新待っております。この作品とても面白くて、更新が毎回待ち遠しいです。猛暑続きで暑い中ですが、無理のない程度に更新お願いします!とても面白くて主人公のキャラ大好きです!! (2022年7月20日 12時) (レス) @page43 id: 8b6cd2596f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楸 | 作成日時:2022年7月10日 22時