hit10000、ありがとうございます。 ページ26
そして、とうとう私は合コン当日を迎えた。
さぁ、準備万端。備えあれば憂いなし。
今日の格好を見ても、誰も私とは分からないだろう。これほど自分の身長の高さを有難く思う日は後にも先にもないだろう。
私はそんなことを考えながら、諸伏くんに電話した。
貴「諸伏くん、そっちどお？」
諸伏「うん、始まったよ！今どこに居るんだ？」
貴「ちょーど店の前だよ。」
諸伏「うん、わかった。じゃあ切るね。」
諸伏くんとの通話を着ると、私はみんなのいる部屋へと向かった。まじでこんなにワクワクしたのは何時ぶりだろうか。じんぺーちゃんと萩の驚く顔が目に浮かぶ。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ ｶﾞﾗ
私は部屋の戸を開けた。
自分の心臓の音が少しうるさかった。
「遅れてすいません、道に迷っちゃって……」
私がそう言って入ると、みんなの目が点になっていた。
え？部屋間違ってますよ、とでも言いたいような顔だった。
諸伏「あっ、A！こっちこっち！」
貴「諸伏！今日はありがとな。」
私はそう言って諸伏くんの隣の一番端に座った。
そう、何を隠そう私は今、男装している。
松田「あ？諸伏、ソイツ誰だよ。」
貴「あっ、僕はAです。この前バイク屋に行った時に諸伏と一気統合して、今日来ないかって誘ってもらったんですよ！」
私は笑顔でじんぺーちゃんにそう返した。
私の顔は両親に似ているが、どちらかと言えば母になので男装したからといって父には似なかった。
「Aくんは大学生？」
貴「はい！今は大学で経済学を学んでいます。」
「Aくんってモデルさん？」
貴「いえ、でもそう言って貰えて嬉しいです。」
「Aくんのタイプは？」
貴「笑顔が素敵な方、ですかね。」
私はそう言って笑ってみた。
パピーが、困った時は笑っとけって言ってたし。
「「「きゃー、やっぱりかっこいい！」」」
「「「えっ？？」」」
私はこうして見事彼女持ちじゃない3人から女子の注目を奪い取った。そのせいか、やたらと視線が痛かった。降谷くんの目は怪しげに見るだけだったけど、横からドーベルマンの視線が怖かった。
まぁ、それもこの男が来るまでの話だけど。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
萩原「悪い、悪い。遅れちまって……」
ヒーローは遅れてやってくるとはよく言ったものだ。
ギャグっていうのは、そういうもんです。→←きゃーのび太さんのぼっち！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 543人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楸(プロフ) - 奏多さん» SERVAMPご存知の方がいらっしゃったとは…とっても面白いですよね(クロ推し)。最高すぎてもう影響受けまくりなんですよね。これからも執筆頑張ります！ (2022年12月7日 18時) (
レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - あーちゃんさん» 初めまして。ご愛読ありがとうございます！もう秋も暮れ、寒い季節になりましたね。あーちゃんさんの記憶に私の作品が今も少しでも残っていればいいなと思っています。これからも更新頑張ります。返信が遅くなって申し訳ないです。 (2022年12月7日 18時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
奏多 - 「備えあれば、多少憂いあれど問題なし。」ってSERVAMPの露木修平の言葉ですよね！！SERVAMP大好きです!! (2022年8月13日 7時) (レス) @page17 id: 0e3d617791 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初めまして!!いつも楽しみに更新待っております。この作品とても面白くて、更新が毎回待ち遠しいです。猛暑続きで暑い中ですが、無理のない程度に更新お願いします！とても面白くて主人公のキャラ大好きです!! (2022年7月20日 12時) (レス) @page43 id: 8b6cd2596f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：楸 | 作成日時：2022年7月10日 22時
