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80 新宿・京都百鬼夜行 ページ8

新宿・京都百鬼夜行とは、2017年12月24日に発生した未曾有の大規模呪術テロ。






首謀者は、呪術高専を追放された特級呪詛師・夏油傑とその一派達。

東京校において夏油から直接宣戦布告が行われ、日没直後に新宿と京都にそれぞれ1000体もの呪霊を放つ事で、術師のみが生きる楽園を作り上げるべく、非術師を皆殺しにしようとした。

だが、それに関する一切の情報が私に知らされていない。









貴方「私だけ仲間ハズレか。」







ずっと不思議だった。

最近妙に全員が私の事を避けるし、補助監督も私の話を聞く時、妙な雰囲気を出していた。それもそのはずだ、私に対して箝口令(かんこうれい)がしかれていたのだろう。そう考えれば全てに辻褄が合うし、我ながら名推理だ。

普段なら何か情報をリークする甚爾が何も話さなかったのも上層部に金を積まれたからだろうな。











貴「甚爾、いくら積まれた?」

甚爾「片手程度、けどやっぱバレるよな。」

貴「舐めなんな。」







本当に自分に腹が立つ。そう思った私は勢い余って甚爾の胸ぐらを掴んでしまった。

だが、私に情報をリークしなかったのは正しい判断だ。私は前科があり、特級呪詛師と称されている彼と繋がりを持つ危険性の高い人物だ。だから、私は今回の作戦から外されたんだろう。クソ面倒臭い任務(数分で終了した)も対策の一つだ。

そんなことを考えながら、私は胸ぐらから手を離した。











甚爾「で、こっからどうするんだ?」

貴「甚爾は新宿での術師の援助、私は高専に行く。」

甚爾「了解、小遣い期待してるぜ。」







私は人気のないところで甚爾を新宿に飛ばした。

そして私は、高専へと術式を回した。
私が向かったのは夏油君が来るであろう場所。

少し時間が経てば轟音が響いてきた。

それは私にとっては聞くに絶えない音だった。










「Aちゃん、朝だよ。」

「また競馬?ギャンブルはよくないよ」

「Aちゃんが生きてて良かった。」






もうそう言ってくれた彼の命は原作通りなら長くない。


乙骨憂太の呪力が大きい。確実に成長している。だが、それに勝るほど夏油君の技術は素晴らしい。特級の名に相応しい実力がある。けれど彼は五条に劣等感を抱いていた。

それはきっと近くで見てきたからこそ身近に感じてしまう圧倒的な力の差が原因だったんだろう。それにはきっと私も含まれてる。


本当に、君が君らしく生きられない世界が私は憎い。

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ミア - 続きをください(T_T) (2月22日 12時) (レス) @page11 id: 45ebfef0dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年12月24日 0時

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