7. 自己紹介 ページ9
私はさっきまでとは別人のような笑顔を作って夏油くんの隣の席に座った。切り替えは大事にしないといけないからね。
硝子ちゃん、五条悟、夏油くん、私の順番だ。
それから夜蛾さんのクソほど長い話が終わり、今日はこの辺で終わりかなという雰囲気になってきた頃、一人が爆弾を落とした。
夜蛾「今日はここまで…
五条「センセー、コイツら誰ー。」
そう言って手を挙げたのは、五条のボンボン。
それが引き金となり、唐突に自己紹介大会が開催されてしまった。硝子ちゃんはまぁ、普通で。五条なんて名前しか言わなかった。夏油くんもまぁ、普通。
そして、私の番が回ってきた。
貴「
五条「うげー、やっぱコイツキモっ。」
うん、やっぱり初っ端からこれだよ。
なんだよ年がら年中反抗期か?いや、私もだけどね。けど私は夏油くんと一緒にいて成長した。もう人生2回目の高校生活をこんなところで台無しにしてたまるか。
そう思いながら、笑顔で拳を前に突き出した。
貴「
私がそう言った瞬間、五条に向けて放った術式が壁を突き破り、外に吹き飛ばした。清々しい気分だ。
外を見れば無傷の五条が不機嫌そうにこちらを見ていた。
私は夜蛾さんの静止する声も聞かずに五条の方へとまた術式を飛ばそうとした、その瞬間、五条の術式が飛んできた。眩しい"蒼"が目の前に見えた。
貴「
五条「なんだよお前もチートかよ!!」
そう言って彼の座標を固定したまま、彼の方に歩いていった。全く動けない彼に私は最後の攻撃を試みた。
だがしかし、私の手は動くことなく掴まれた事に気がついた。
夏油「Aちゃん、弱いものいじめはよくないよ。」
貴「子供相手に本気にならないって。それより傷痛い。家入さん、これ治して欲しいな。一箱で。」
硝子「分かってるじゃん、任された。あと硝子でいいよ。」
そう言うと家入さんは秒で傷を治してくれた。
788人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楸(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます!更新が遅くて申し訳ないのですがこれからも頑張ります! (8月16日 0時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
面白い - 好きです!楽しませてもらいました!更新待ってます🎶 (8月2日 16時) (レス) @page32 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - ぬえさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからも頑張ります! (7月16日 22時) (レス) id: 21a7d8e238 (このIDを非表示/違反報告)
ぬえ - こういう感じの関係の本当に好きです!!闇堕ち阻止頑張ってほしい、更新待ってます!! (7月13日 15時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:楸 | 作成日時:2023年5月28日 0時