44. 二年の夜 ページ46
その日は二年全員で夜まで遊んだ。
久しぶりに夜のコンビニにも行った。
灰原を連れて寝てる七海の部屋に突撃もした。
桃鉄もしたけど、やっぱりよくわかんなかった。
その後は、私の部屋でみんなでテレビを見ていた。
家入「Aはさ、なんで高専来たの?」
酒缶片手にそう話す硝子。
そして、隣にはオレンジジュースを片手に持ってる五条と夏油君の上に座る私が円になって座っていた。何となく全員でいるとこの形になることが多いので特に気にしない。
強いて言うなら硝子の吸殻入の酒缶が気になる。
五条「確かに、普通にマトモだしな。」
貴「まぁ、五条よりはマシだけどね〜。」
夏油「Aちゃんスカウトだったから。」
そう言われて、夜蛾さんに会ったあの冬を思い出した。
正直スカウトがなかったら進学しようと思ってた。前世のおかげでそこそこ賢かったし、成績も良かった。けど、やっぱり私は高専に来れて良かったなと思ってるよ。
貴「夏油君がいるからだよ、じゃなきゃ来なかった。」
夏油「Aちゃん、トゥクン」
五条「傑〜、お前も飲んだな?」
そう言いながら、鼻をつまむ五条。
多分酒臭いんだろうな、この部屋がまず酒臭い。
夏油君からは確かにお酒の匂いがした。
硝子ちゃんと一緒に私は夏油君が飲んだ酒を探した。
家入「ほんとだ、私のハイボール消えてる。」
貴「え、度数高くない?大丈夫??」
夏油「ふふっ、大丈夫だよ。」
私はそう言って夏油君の頬をぺちぺちと叩いた。
けど、それでも嬉しそうに可愛く笑う夏油君。
夏油君は私の頭を大きな手で撫でてきた。
可愛すぎるし、女誑しすぎるだろ天使か??
貴「やっぱ酔ってる!!危険だこのイケメン!!」
五条「は?俺の方がイケメンだろ。」
貴「お前は黙ってろ!!」
そう言って五条の方指差した。
家入「A〜、夏油部屋まで連れてけー」
硝子にそう言われ、私は術式を使って夏油君を運んだ。
貴「ゼェ……ゼェゼェ…部屋遠い…」
五分程しか運んでないのに、体力の低下が凄まじかった。
私が夏油君をベットに下ろそうとすると、夏油君が動いて私も巻き込まれてベットに落ちてしまった。全くもって無念だが、素晴らしい胸筋が私の目の前にあった。
その誘惑に私は負け、そのまま眠りにつく事にした。
・
目が覚めたのは次の日、私は何故か裸……だった。
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楸(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます!更新が遅くて申し訳ないのですがこれからも頑張ります! (8月16日 0時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
面白い - 好きです!楽しませてもらいました!更新待ってます🎶 (8月2日 16時) (レス) @page32 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - ぬえさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからも頑張ります! (7月16日 22時) (レス) id: 21a7d8e238 (このIDを非表示/違反報告)
ぬえ - こういう感じの関係の本当に好きです!!闇堕ち阻止頑張ってほしい、更新待ってます!! (7月13日 15時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楸 | 作成日時:2023年5月28日 0時