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38. 何者 ページ40

夏油side












夏油「帰ろう、理子ちゃん。」






そう言って手を差し伸べようとした瞬間、現れたAちゃんと呪術師殺し。

鈍い銃声の音で理子ちゃんが男に撃たれたのだと分かった。理子ちゃんはAちゃんの術式で無事だった。けど、一番知りたいのはそこじゃない。

なんで君がここにいるんだ、Aちゃん。









夏油「Aちゃん…」

貴「説明は省く、来るよ。」

天内「へ?」







そう言っていたからの彼女は圧巻だった。










貴「改めて自己紹介しよっか、私は特級呪術師 弓削(ゆげ)A。」

甚爾「そうか、死ね。」







凄まじい力のぶつかり合い。

私には間に入る事さえ出来ない。ここに悟が居たら、きっとAちゃんの助けに入る事が出来たんだろうな。私にはどうする事も出来ないこの現状が苦しく感じた。

そう思っていた時、変わった形状の刃が彼女に向かった。









貴「残念、術式の格が違うんでね。」

甚爾「お前、なんで来たんだよ。」

貴「あんたに渡すもんができたんだ。」









明らかに面識があるような会話だった。









貴「掣肘呪術(せいちゅつじゅじゅつ) 古渡(こわたり)
これ持って盤星教の元へ行って。」

甚爾「なんだこれ。」








見えたのは理子ちゃんの死体だった。

頭から血を流している彼女の姿。
来るはずだった未来。

存在するはずの無い記憶が頭を過ぎった。











貴「私の術式の中でも、古渡(こわたり)は時空を渡る。パラレルワールドで私が存在しなかった世界線での天内理子の姿を持ち出した。」

甚爾「それで、そこの星奬体はどうなる?」

貴「彼女なら、時期に星奬体としての力を失うよ。」









力を失うなんてどうして分かるんだ。Aちゃん、君は一体何者なんだ。分からない事が多すぎて、私は彼女の為に何も出来なかった。

そんな彼女の言葉に甚爾は笑っていた。











甚爾「ならいい、じゃあなA。」

貴「またね、おっさん。」








私はそのまま彼女が行く方へと続いてを歩いた。

そこには血塗れの黒井さんがいた。
後ろから理子ちゃんが叫ぶ声が聞こえた。

私は理子ちゃんをAちゃんから離れさせる事しか出来なかった。










貴「まだ、生きてる。」








そう言っていた彼女は黒井さんを治療していた。

反転術式まで使える、領域展開も会得している。
そんな彼女の隣に立つに、私は相応しいのだろうか。

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(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます!更新が遅くて申し訳ないのですがこれからも頑張ります! (8月16日 0時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
面白い - 好きです!楽しませてもらいました!更新待ってます🎶 (8月2日 16時) (レス) @page32 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ぬえさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからも頑張ります! (7月16日 22時) (レス) id: 21a7d8e238 (このIDを非表示/違反報告)
ぬえ - こういう感じの関係の本当に好きです!!闇堕ち阻止頑張ってほしい、更新待ってます!! (7月13日 15時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年5月28日 0時

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