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30. 反抗期の夏油くん ページ32

私は大人なので嗜みも多少大人びている。

だが、酒と煙草は二十歳からと決めている。
けど自分だけしてないのもずいぶん損だと思う。

それは目の前にいる彼がよく教えてくれる。












夏油「Aちゃん、また競馬?」

貴「久々にね、でもボロ負け。」

夏油「珍しいね、Aちゃんが負けるなんて。」








そういう夏油くんはいつもように煙草を吸っていた。

硝子の影響でストレスがあると吸うようになった。
正直言ってやめて欲しいけど、私は我慢している。

これが闇堕ち夏油君を阻止するルートかもしれないから。











貴「煙草よりは健全だけどねー。」









私がそう言うと、彼は煙草の煙を吐きながら言ってきた。

その姿がなかなかにえっちくて眩しい。
夕日に映えるその姿が愛おしい。
全人類貢ぐべきだよ、てか貢がせてくれ。

そう思いながらも夏油君の話を聞いていた。









夏油「今日いくら負けた?」








そう聞く彼に私は目を泳がせながら答えた。











貴「え゙っ……30万くらいかな〜。」

夏油「私が毎月タバコにかける金額は?」

貴「えーっと、3千円くらい?」

夏油「なら私の方が健全な金額だね。」








ぐうの音も出ない私を見て笑う夏油くん。

いや、不覚だわ。全くなんだよ守りたいその笑顔。
そう思っている私の頭の上に急に現れた影と重さ。

上を見上げると見慣れた白髪頭の肘が目の前にあった。










五条「傑ぅ、臭いからやめろよー」

貴「お前がこっち来たんだろ、()ね!!」

五条「帰んねぇーよチビ!!」








私たちがいがみ合ってるのを見て夏油君はため息をついていた。











夏油「二人とも、吸ってる時はこっち来ないでよ。」










そういう夏油君に私と五条は顔を見合わせた。









五条「なら初めから吸うなよ。」

貴「そうだそうだー、受動喫煙反対ー。」

夏油「仲良しかよ。」








そう言われ私と五条はまた顔を見合せ険悪顔で言い争いを始めたのを見てまた夏油君はため息をついていた。

そこに煙草を吹かせながら本物のヘビースモーカーが現れた。








家入「何、私の話?」






中に入る為のドアからひょっこり顔を覗かせてから入ってきた彼女に五条はまたしかめっ面をしていた。










五条「お前もだよ受動喫煙〜」

貴「何言ってんだよ、硝子はいいんだよ。」

五条「いや、なんでだよ。」







五条は今までにないほど不服そうな顔をしていた。

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(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます!更新が遅くて申し訳ないのですがこれからも頑張ります! (8月16日 0時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
面白い - 好きです!楽しませてもらいました!更新待ってます🎶 (8月2日 16時) (レス) @page32 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ぬえさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからも頑張ります! (7月16日 22時) (レス) id: 21a7d8e238 (このIDを非表示/違反報告)
ぬえ - こういう感じの関係の本当に好きです!!闇堕ち阻止頑張ってほしい、更新待ってます!! (7月13日 15時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年5月28日 0時

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