28. 二年生・競馬 ページ30
そんな懐かしい正月の事を思い出しながら教室から見える窓の外を見ていた。桜と喧嘩してる五条と夏油くんが見える。
私は夜蛾センに怒られるワンセットまで見届けた。
家入「またやってんの?あの二人。」
貴「硝子、今ちょうど終わったとこ。」
そして一年生が終わりを告げ、あっという間に"二年生"になった。
今日は一年が入ってくるという事でみんな制服を着て教室に集まっていたところを、五条と夏油くんの意見がまた食い違い喧嘩になった。
説教から帰って来た夏油くんの五条の頭にはタンコブがあった。
貴「ハハッ、ドンマイ。」
五条「うるせぇ」
家入「どうする、一年見に行く?」
夏油「私はどっちでも。」
何だかんだ言いながらも夜蛾先生のいる1年の教室まで来た。
見える!!私には見えるぞあの金髪が!!
若かりし頃のナナミンと灰原!!可愛すぎる!!
初めての後輩と生の推しに、私は心底感動してた。
五条「A何興奮してんだよキメェ。」
貴「黙れ、可愛い後輩だぞ?初めての後輩!!」
夏油「Aちゃん、中学ほぼ学校来てなかったもんね。」
家入「何してたんだよ、行けよ学校。」
硝子ちゃん、五条、夏油くん、私、の順番でドアから一年生二人を見ていた。
夜蛾「うるさいぞお前たち!!」
五条「やべ、逃げろ!」
貴「待って!!いやだぁ゙…!!」
一番下にいた私は逃げ遅れ夜蛾センに捕まった。
だが、そう簡単に私だけ捕まるわけにはいかない!!
貴「五条!!恨むなよ!!」
五条「うぐぁ゙!!離せA…!!げっ…」
夜蛾「二人とも、来い!!」
奇遇にも、今日は入学式で日曜日。
私はこのまま捕まってるわけにはいかない。
このままでは競馬の時間に間に合わなくなる。
五条には申し訳ないが、一人で二人分叱られてくれ。
貴「
夜蛾「待てA…!!」
五条「クソッ!!逃がすか!!」
貴「あばよ!!」
私はそう言って競馬場方面に飛んだ。
だがまだ競馬は始まっておらず、馬がクルクル歩いとるだけだった。今日の馬券を買って上の方から馬を見ていた。
少し下を見れば、見覚えのある男がいた。
「楽して稼げねぇか……」
貴「おっさん、その馬券ハズレてるよ。」
「……誰だお前。」
何となく声かけた人。
えぐいい声だなと思いながら話してた。
意外に面白いおじさんで結構話し合う。
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楸(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます!更新が遅くて申し訳ないのですがこれからも頑張ります! (8月16日 0時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
面白い - 好きです!楽しませてもらいました!更新待ってます🎶 (8月2日 16時) (レス) @page32 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - ぬえさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからも頑張ります! (7月16日 22時) (レス) id: 21a7d8e238 (このIDを非表示/違反報告)
ぬえ - こういう感じの関係の本当に好きです!!闇堕ち阻止頑張ってほしい、更新待ってます!! (7月13日 15時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楸 | 作成日時:2023年5月28日 0時