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26. 五条家 ページ28

凄くデカい木の門。圧巻の造りに感動していた。
この門の中に足を踏み入れたくない。

その思いからか、私は夏油君の後ろに立って夏油君の背中を押していた。だが、私の後ろにいた硝子ちゃんが私の背中を押す。









貴「やめて硝子ちゃん!!押さないで!!」

夏油「Aちゃんこそ!!」

家入「お前らが先に行けよ!!」


















五条「何してんの、早く行こうぜ。」










そう言って夏油君の肩を組んで中に入っていくので、反射的に夏油君の背中にしがみついていた私も門の中へと入ってしまう。硝子ちゃんはその後ろを特に何事も無かったように着いてきていた。切り替え早すぎでしょ。

なんでそんなに切り替え早いの好き。

そう思ってたら五条家の人間がズラっといた。
ほんと気持ち悪いほどに視線を感じる。










「お帰りなさいませ、悟様。」








ひとりがそう言うと、木霊するように全員がそう言った。

こんなに見られて育ったら性格歪むだろうな。
でも術師ならまともに育たなくて正解だったか。

そんな事を考えながら私は夏油君に隠れていた。













五条「言ってたやつは?」

「お部屋にございます、ご学友の方もどうぞ中へ。」









五条家の中は広かった。

やっぱり名家なだけはある。
御三家の家ともなるとやっぱり違う。

気持ち悪い気配に包まれた家だ。











「こちらにございます、着付けは如何なさいましょうか。」

五条「お前らどうする?」








何となく、触られたくないと思った。
夏油君にも、硝子ちゃんにも、私にも。










貴「大丈夫です、着付けならできるので。」

五条「だってよ、下がれ。」








そう言うと五条家の人は出ていった。

正直気持ちが悪いので、一応術式で結界を張って誰も中に入れないように細工しておいた。もちろん浄化の意味も込めて。









夏油「Aちゃん着付けできるの?」

貴「女子の分はね、五条分かるでしょ?」

五条「当たり前だろ、教えてやるよ傑。」







そう言って私たちは二手に分かれて着付けを始めた。

1時間も経たずに着付けが終わると私たちはそのまますぐに五条家を出た。気味の悪い家だった。私とは相性が悪い。

その気持ち悪さに私は夏油君から離れられなかった。










夏油「Aちゃん大丈夫?」

貴「気持ち悪い…五条無理。」

五条「なんで俺だよ、どうした。」

家入「お前の家行った時からだぞ。」







目の前が霞んで見えた。

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(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます!更新が遅くて申し訳ないのですがこれからも頑張ります! (8月16日 0時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
面白い - 好きです!楽しませてもらいました!更新待ってます🎶 (8月2日 16時) (レス) @page32 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ぬえさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからも頑張ります! (7月16日 22時) (レス) id: 21a7d8e238 (このIDを非表示/違反報告)
ぬえ - こういう感じの関係の本当に好きです!!闇堕ち阻止頑張ってほしい、更新待ってます!! (7月13日 15時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年5月28日 0時

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