15. おはよう夏油くん ページ17
そのままぶっ倒れたので、その後の記憶はない。
貴「眩し……」
カーテンの隙間から、太陽の光が差し込んでいた。
目が覚めた時一番最初に目に入ってきたのは、さしすでも夜蛾さんでもなく"抹茶フラペチーノ"。手を伸ばして取ろうとした時、腕に激痛を感じてすぐに沈没。
まだ腕は完治していないらしく、激痛で泣いた。
貴「反転術式っと、便利だよね。うんまぁー!」
私は自分ですぐに腕を治し、フラペチーノを飲んだ。
こんなにも美味しいフラペチーノは生まれて初めてだ。マジで美味いわ。最高すぎない?五条のおかげでヒエヒエだよ。
貴「特級倒した後は、やっぱス○バだわ。」
そう思っていた時、そっとドアが開いた。
夏油「Aちゃん……」
そこにいたのは、私が誰より救いたい人だった。
君のおかげで命拾いしたからね、お礼を言わないと。
貴「おはよ、夏油くん。」
彼は驚いた顔をして、私をじっと見てからいつものように笑うと私の手を握った。震えた手。懐かしい匂いがする。
起きて早々、幼なじみが可愛すぎて尊い。
貴「フラペチーノ、ありがと。」
夏油「おはよ、随分起きるのが遅かったね。」
彼はいつものように少し眉を下げて笑っていた。
なんて可愛い幼なじみだよ此畜生。
撫で回してやりたいわ!!と思いながら夏油くんの頭を撫で回していると、お邪魔虫が入ってきて私の手首をバシッと掴んだ。白髪頭、新種の真っ白白すけが登場。
五条「お前、領域展開会得しただろ。」
貴「お陰様でね。」
五条「となるとお前も特級か。」
夏油「私達もすぐに追いつくよ、そうだろ悟。」
夏油くんがそういうと、五条も納得したようにどこから出したのか分からないキャラメルフラペチーノを飲んでいた。
しかも病気になりそうな程にホイップがかかっていた。
お前大門未知子かよってツッコミを入れそうになった。私失敗しないのでとか言われたら危なかった。ほんと危ない危ない、口に出すとこだった。
五条「私、失敗しないので。」
貴「ブッフオッッ!!ゴホッ……はっはははははww」
夏油「Aちゃん笑いすぎ、呼吸思い出して。」
五条のせいで夏油くんに背中をさすられながら笑いすぎて腹筋が割れた。
家入「あれ、A起きてんじゃん。生きてる?」
五条「今ちょうど死んだとこ。」
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楸(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます!更新が遅くて申し訳ないのですがこれからも頑張ります! (8月16日 0時) (レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
面白い - 好きです!楽しませてもらいました!更新待ってます🎶 (8月2日 16時) (レス) @page32 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - ぬえさん» ありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです!これからも頑張ります! (7月16日 22時) (レス) id: 21a7d8e238 (このIDを非表示/違反報告)
ぬえ - こういう感じの関係の本当に好きです!!闇堕ち阻止頑張ってほしい、更新待ってます!! (7月13日 15時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楸 | 作成日時:2023年5月28日 0時