10. 初めてのお菓子 ページ12
そう言う夏油の髪型は可愛らしく編み込みにされていた。編み編みするのが楽しくてやってたらやりすぎた。
そう思って私は大人しく夏油くんの髪をスルスルと解いた。
家入「まぁ、ガキだしな。」
貴「ガキには興味ないぞー、失せろー。」
五条「うるせぇ、ってこれ何？」
私と硝子ちゃんは五条が持ってるお菓子を見た。
それはかの有名な"ねるねる○るね"だった。白い粉と水を混ぜるだけであのフワフワが出来上がる子供から大人までみんなが大好きな国民的お菓子。
私は夏油くんの髪を梳かしながら五条に説明した。
貴「裏の説明見て、まずは水を用意して。」
五条「ある。」
貴「ここにこの粉入れて付属スプーンで混ぜる。完成。」
五条「おぉ………ﾓｸﾞﾓｸﾞ」
五条はそれはもう目を輝かせながら食べていた。
今まで食べた事ないタイプの味らしく、彼にはとても刺激が強かったらしい。けれど、そんな五条よりもそれを見て、ものすごく楽しそうな顔で悪巧みをしている夏油くんの方が私は気になった。
五条「美味い。なぁ、こっちもやろうぜ。」
無邪気にそう言う五条。南無阿弥陀仏。
夏油くんの手元にはメントスとコーラがあった。そんなことも露知らず、五条はお菓子に夢中だった。しかも可愛らしいケーキ屋の箱菓子だった。可愛いかよマジで。
その間に、私は夏油くんの髪を綺麗に結び直し終えた。
夏油「悟、そっちは電子レンジがいるよ。」
五条「A、術式で何とかなんね？」
貴「万事屋じゃないんだわ、出来るけどさ。」
私がそう言うと五条は死ぬほど嬉しそうな顔をしてた。
と、私が術式を組み立てている時だった。夏油くんはそれは良い笑顔で五条にコーラとメントスを渡していた。
夏油「Aちゃんが考えてる間にこれやって見てよ。凄く美味しいんだよ、この組み合わせ。」
五条「へー、面白そうだな。」
そして、何かを感知した硝子がこっちに逃げてきた。
私はそれを察してすぐさま術式を張った。
五条「ﾌﾞﾌｯｯｯｯｺﾞﾎﾞﾎﾞ!!」ﾊﾞｼﾞｬｯｯ
そしてご覧の通り、コーラまみれの五条が出来上がりました。
私の隣には無言でシャッターを切る硝子ちゃんと、それを後で回せと言っている夏油くんがいた。なぜ夏油くんまでここにいるんだよ。離れろ私は関係ないんだからな!!
五条「お前らぁ…!!」
貴「え、嘘なんで私?!いﾞやだ!!」
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楸(プロフ) - 面白いさん» ありがとうございます！更新が遅くて申し訳ないのですがこれからも頑張ります！ (8月16日 0時) (
レス) id: 94f21122e4 (このIDを非表示/違反報告)
面白い - 好きです！楽しませてもらいました！更新待ってます🎶 (8月2日 16時) (レス) @page32 id: 692c19161a (このIDを非表示/違反報告)
楸(プロフ) - ぬえさん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです！これからも頑張ります！ (7月16日 22時) (レス) id: 21a7d8e238 (このIDを非表示/違反報告)
ぬえ - こういう感じの関係の本当に好きです！！闇堕ち阻止頑張ってほしい、更新待ってます！！ (7月13日 15時) (レス) id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楸 | 作成日時：2023年5月28日 0時
