今の世の中に思うこと。

無題 ページ2

言葉は刃物です。
体に対して直接刻まれる暴力とはまた違い、
言葉は心に一生残る暴力なんです。
人は様々なものから情報を得ています。
視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚。
例えば視覚は自分の目で見たものを頭に記憶します。
聴覚は耳で聞いたもの。など人の受ける情報はありふれています。
暴力は触覚、痛覚、視覚。
言葉の刃物は聴覚、視覚。
暴力では殴られた痛み、蹴られた痛み、相手の手や足が当たった感触、そして拳や足を自分に向けて振り下ろされる恐怖を植え付けられます。
傷が治っても拳や足を自分に向けて振り下ろされる恐怖は一生消えなくて親しい人に頭を撫でられたりする時の手が近づく動作でさえ恐怖に感じる。
そして言葉の刃物では耳で聞かされた酷い言葉、ネット上や紙上などで書かれた言われのない言葉や酷い言葉。それらはその人の心に一言ずつ刺さっています。
そしてその傷は謝られても治ることはありません。
1度聞いたり見た言葉は一生その人の心に残ります。
あまりにも多くの人に言葉の暴力を向けられた時人の心は壊れやがて自ら命をたとうとしてしまったりするのです。自分がなにかしてしまったのかという疑問から、恐怖、もうやめて欲しいという逃げたい気持ちになり、だんだんと幻覚や幻聴が聞こえるようになり、心が追い詰められ壊れてしまうのです。
暴力と言葉の暴力は実際のところ大差ないんです。
どちらも人を死に追い詰めてしまう可能性をも持つ凶器ですから。
だからこそ言葉には気をつけないといけない。
あなたが私が発した言葉一つで人の心を傷つけてしまうかもしれない。もしかしたらその言葉でこの世を去ってしまっているかもしれない。そういう風に考えて慎重に言葉選びをしなきゃ行けないんです。
暴力によって人が亡くなるのは人殺し。
言葉によって自 殺したら人殺しじゃない。
そんなのおかしいんです。同等なだけ傷ついて、自らを無くしてしまうほど追い詰められて亡くなったのに、自 殺で済まされ加害者はのうのうと生きている。そんなの間違ってる！
加害者が発した言葉で傷つけられ追い詰められたのになぜ罪にも問われず幸せな人生をその人だけ歩まなければならないんですか。
彼ら自 殺 者の命を奪ったのは加害者たちなのに。
殺人者と同じなのに。
こんなふうに言葉で人を自 殺させてしまった人たちを罪に問わないのは私はおかしいと思ってます。
つづく

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