一話 ページ13
岐阜県冠宝院高校 昼休み
帆「東京宮城遠征？」
『はい。恐らくこの遠征が協会に受理されれば、しばらくは冠宝院に通えませんね』
天「…何ソレどういうこと」
『簡単に言えば、今年の冬には東北で世界選手権、来年の夏には東京でオリンピックが控えています。どちらも日本での開催になっていますので、気軽に練習ができるように、これからの練習の拠点となる東京と宮城に一年半暮らすということです』
帆「ということは、冠宝院をやめるってことか？」
『表向きは兼校というところです。冠宝院生徒のまま、現地の高校に通うということやから、卒業も、大会も冠宝院名義になります』
初めましてみなさん
私は支倉風雅です
全日本女子バレーボールの代表として、東京宮城への遠征が決まりました
帆「冠宝院との練習とかどうすんの」
『一ヶ月に何度かは帰れるようですよ。桑田先生やコーチ(杜坂監督の事)もこちらへ兼任が決まったそうやから』
天「やだ。東京とか行きたくないんやけど」
帆「おいコラ天弓。そう思うのは、私らが地方生やからやろ？みんながみんな、新しい場所にすぐ慣れるわけないんやから、そんなだだこねないの」
私達は現在、昼休みの時間なので、いつもの3人で集まって食事をしています
『そんなに東京が嫌なら、宮城にすれば良いのでは？』
天「そうやなくて、岐阜から離れたくないの。実家の手伝いもあるし」
帆「そんなこと言っとったらいつまでたっても遠征なんて行けへんやろ。いい加減覚悟決めろや」
『そうですよ天弓。せっかく決まったんやから、良い方に考えんといけません。宮城にも東京にも、天弓が気にいる学校はありますよ。行く前からそんな落ち込まんくっても良いでしょうに』
天「こっちはろくに県外とか行ったことないんやから、二人と同じ考えにすんのやめてよ。そんなに言うんなら他の五人で行ってこやーよ」
帆「出た、天弓の頑固」
天「県外の空気なんて慣れなさすぎてすぐにえらくなるし。嫌やよ私」
『ただ単に慣れないだけが原因やないですか』
天「とにかく私は嫌や！」
帆「なら、天弓。アンタ、従兄弟おったやろ。同い年の」
『あーそういえばおりましたねぇ』
天「だからなんやの。帆歌先輩」
帆「宮城におるんやなかったっけ？」
天「…ぁ」
『なら、そこにいけば良いんやないですか？』
天「…」
丸め込め成功
ーー
ただ岐阜弁盛りだくさんの会話が描きたかっただけという
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ぴえん丸(プロフ) - 私も岐阜県しゅしんなんで違和感なく読めます (2021年2月27日 20時) (
レス) id: c1f7d4f5f1 (このIDを非表示/違反報告)
狂鬼(プロフ) - おもろいわぁ〜！更新頑張ってな！ (2019年8月24日 10時) (レス) id: b1fcaf3ab6 (このIDを非表示/違反報告)
穂詩織(プロフ) - 楽しみにしてました！更新頑張ってください！ (2019年8月23日 0時) (レス) id: 8c19b07d3d (このIDを非表示/違反報告)
光ノ華 - カミユーさん» リベロなのですね！みんなの背中を守る守護神！私の学校にはリベロはいませんが、小学校時代の同じチームのリベロが、めちゃくちゃ上手くてカッコよかったことを覚えています。お互いにこれからも頑張りましょうね！！ (2019年6月11日 18時) (レス) id: 676669b3cc (このIDを非表示/違反報告)
カミユー - 私は、部活でリベロ又は、ミドルブロッカーをしています。 (2019年5月12日 19時) (レス) id: f910bb8dde (このIDを非表示/違反報告)
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