悪魔のナース:03 ページ3
「……」
広がった景色は
窓がない薄暗い廊下。
消毒液と混ざった異臭__。
俺は周りを警戒しながら、
廊下に足を踏み入れた。
そして、錆び付いたドアノブから
手を離した途端にドアが勢い良く閉まり、
ビクッと心臓が跳ねた。
.
でも、そうか…
廊下の方が視力が使えるから、
ここから部屋の中を見てやろう。
あの不気味な音を暴いてやる…。
そうしてドアノブに手を伸ばした時、
.
「「きゃぁぁぁぁぁァァァ」」
.
幼い子供の悲鳴が脳内に響き渡った__。
唐突な出来事に驚き何も出来なくなる俺は
目を見開きドアノブから手を離そうとした時に
微笑んだ女性に注射をされている
泣きじゃくった幼い子供が見えた__。
もちろん目の前には何もいない。
.
「太一…助けに来てくれ」
もう開けない。
早く逃げよう。
俺は、素早くドアノブから手を離し
出口の分からない廊下を走り出す。
しばらく、代わり映えのない
廊下を走り続けた果てに、
「あれは…」
電気の付いた部屋を見つけた。
ふと立ち止まり遠くから品定めする。
.
「人がいるのか…」
.
薄らに見えた人影に釣られ、
俺はゆっくりとドアを開けた。
.
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後ろのメリーさん - 面白いです! (2018年9月5日 17時) (レス) id: eb22307f25 (このIDを非表示/違反報告)
双葉ノア(プロフ) - xxxさん» ありがとうございます(。_。*)嬉しいです...!!更新頑張るので宜しくお願いします☆ (2018年7月22日 20時) (レス) id: 72f11c00a6 (このIDを非表示/違反報告)
xxx(プロフ) - こういう物語凄い好きです!雰囲気とか最高ですヾ(*・ω・*)ノ更新待ってます! (2018年7月22日 19時) (レス) id: 4aeb7b6eb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:双葉ノア | 作成日時:2018年7月20日 14時