番外編 。。流彼様 リクエスト ページ11
「名前、愉しみね!」
「そうですね!エリスちゃん!」
車中、エリスちゃんときゃっきゃっと話す。首領はそんなエリスちゃんを微笑ましく見ていた。
幼女趣味は相も変わらず顕然。
「名前、車ン中なんだから暴れンな。」
「だって愉しみじゃないですか!」
「そうじゃ、中也。愉しむ事位善いじゃろ。それに愉しみにして居る名前がまた愛らしいのう。」
「そうっすよね!名前の姐さんは何時も可愛い……中原幹部、そんな怖い顔で睨まないで下さいよ!!」
「五月蝿ェ、立原。名前口説くンじゃねェよ。」
口説いてませんって!!、と必死に云う立原さん。それでも尚中也さんは睨んでいた。
「樋口さんも愉しみですよね!」
身を乗り出し、向かいに座る樋口さんに尋ねた。彼女は、そうですね!、と元気に答えてくれた。だが、彼女の横に座る龍ちゃんは、何処が愉しみなのだ、と呟いていた。
「何でですか!愉しみでしょう?!」
「温泉で無かったら愉しかったかもしれぬな。」
そう、龍ちゃんの云う通り、私達は温泉に行く。土日を利用して、一泊二日。殆どが顔見知りだ。
何故温泉なのかと云うと、エリスちゃんが行きたいと云ったからである。勿論首領は了承し、どうせなら皆で、という訳で行く事に成った。
「あ、ほら名前!彼処よ!」
「もう直ぐですね!」
窓から身を乗り出すエリスちゃんに便乗する。
危ないからやめなさい、と首領に云われ姿勢を元に戻す。
他愛も無い話をしていると、旅館に着いた。私達がポートマフィアという事も有って、貸切だ。
各々の部屋に荷物を於きに行く。私は中也さんと同室だ。
「ふふふ〜♪」
「御機嫌だな。」
「はい!旅行とか学校行事以外で行った事無くて!皆さんで行けるの愉しみだったんです!」
そうか、と中也さんは優しく嗤った。
家族旅行の様で心が躍っている。本当の家族では無いのだが。
それでもウキウキは収まらない。ついつい頬が綻ぶ。
荷物の片付けが終わると中也さんと雑談する。そんな時、襖が開いて姐さんが姿を現した。
「名前や、露天風呂に這入らんか?」
そう誘って。
275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
バンビ(プロフ) - ぬうさん» いえいえ! (2017年4月5日 17時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - ありがとうございます! (2017年4月5日 16時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - ぬうさん» 矢印を押してからアルファベットを打ったら出来ると思います! (2017年4月5日 14時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - あの、パスワード認証の大文字の打ち方がわかりません。どうするんですか? (2017年4月5日 14時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - アオアオさん» コメントありがとうございます!!祝いの言葉まで!次も頑張って書きます! (2017年2月15日 21時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:バンビ | 作成日時:2017年1月31日 21時