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「思い出話でもする?」
「いいよー」
食事が少し進んだところで、みんなに会話を振る。
「元はといえば、どう始まったんだっけ?」
裕翔の問いかけに、みんなが記憶を遡る。
あ、と口を開いたのは知念。
「まず、大貴が倒れてるのを宏太が見つけたんじゃなかった?」
「へえ、そうなんだ」
現時点ではあまり関係のない圭人が相槌を打つ。
「あの頃の知念さん、死ぬほど怖くて」
「だって、うちに住まれるの嫌だったんだもん」
「でも知念さん、意外と居候でしょう?」
「あー、バレてた」
笑いながら話す大貴くんと知念は、今となっては楽しそう。
「宏太、大貴のこと事務所に連れてくとか言うし、
ふたりとも朝苦手だし」
「あのときはお世話になりました、」
「もう、僕の心真っ黒で大変だったんだから」
知念が、本当は苦しい話をポップにして笑い飛ばした。
「じゃあ……次は俺と雄也とか?」
「え、その時からすでに知り合ってたの?」
話が圭人と俺に向けられて、
ひとつ喉を潤してから話し始める。
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*Asuka*(プロフ) - かなとさん» 間違って押してしまったみたいで。教えていただきありがとうございます。 (2019年3月4日 17時) (レス) id: 40e40e4d91 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月4日 17時) (レス) id: f72624604a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*Asuka*×こころ x他1人 | 作成日時:2019年3月4日 16時