×恐怖→○恋愛対象となりました 【時透無一郎】

105 間に合え！ ページ10

夢主side

『ふぅ……疲れた』

私は今、蝶屋敷へ帰ろうとしていた。

まさかあの後、デヱトの事を根掘り葉掘り聞かれるとは思わなかった(汗)
甘露寺さんは頬を染めてキャーキャー喜んでくれたし、宇髄様はガキのデヱトにしてはまぁまぁ派手だな、と褒めて(？)くれたけど…

『結局アレについては言えなかったなぁ』

ｺﾞｿｺﾞｿとポケットから巾着を取り、中から＿＿無一郎さんから貰った簪を出した。

時雨から ああ言われたから、着けづらいんだよね…自分で買ったのか聞かれるだろうし、嘘はつきたくないし…

『やっぱり時雨に聞こうかな。無一郎さんにも見せたいし』

でもその前に…

"無一郎くん心配してたから"

…修行していることだけでも話そうかな。でも、何で急にって思うよね。隠してたことにも違和感持つだろうし…

『うぅ…どうしよう』

そんな事を考えてるうちに、蝶屋敷に着いた。

しのぶさんは診察室かな？

ｶﾞﾗｯ

『ただいま戻「Aさん！！」っ！？ア、アオイさん、どうしたんです？』

こんなに慌ててるアオイさんは初めて…何かあったのかな？

ア「じ、実は、先程…霞柱様と水柱様がいらっしゃって」

『え、無一郎さんと冨岡様が？』

ア「はい…それで……」



聞かされた内容に血の気が引いた……
まさか…あの時の事を冨岡様に見られてたなんてっ
しかも、

『無一郎さん…しのぶさんに言ったんですか？』

ア「はい……Aさんのことが好きだと」

『(ｻｧーーｯｯ)アオイさん！しのぶさん達はどこに！？』

ア「あ、す、すみませんっ場所までは…」

すぐに診察室を飛び出した。

訓練場かな？それとも空き部屋？しのぶさんの部屋？
あーーっこういう時 屋敷が広いと困る！

『あっ！カナヲさーーん！！』

カ「(ﾋﾞｸｯ!)」

『すみませんっ大声で呼び止めて！あの、しのぶさんがどこにいるか分かります？知ってたら教えて下さい!!』

カ「(ﾎﾟｶﾝ)……ぁ、自室に、行くのを見た……柱と…」

『ありがとうございます！！』

カナヲさんにお礼を言って、全速力でしのぶさんの部屋に向かった。



『しのぶさん、すみません!!入ってもよろしいですか！？』

胡蝶「ええ。構いませんよAさん」

ｽﾊﾟﾝｯ

そこには しのぶさんと冨岡様、そして＿無一郎さんの姿

良かった〜〜ｯｯ！拷問とかされてなかった←

と、安心してたら


ﾀﾞﾀﾞｯ、ｷﾞｭｯ

『！ 無一郎さん！？』

時透「Aｯｯ………」


無一郎さんに急に抱き締められた

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