101 言い渡された罰 ページ6
冨岡の疑問の声に二人も疑問符を浮かべた。
胡蝶「冨岡さん、なにが何故なんです?」
冨岡「…何故、四宮はお前に恐怖心を?」
時透「?…えっと」
少し上を向いた後、冨岡に視線を戻した。
時透「確か伊黒さんは…Aは僕の表情とか性格が苦手って…何を考えてるか分からないって」
冨岡「………それだけか?」
時透「え?」
時透の返答に冨岡は怪訝な顔をした。
胡蝶「どうしたんです?冨岡さん」
冨岡「…四宮は、そんな些末な理由でお前を避け続けたのか?」
胡蝶「!」
時透「?…何が言いたいんですか?」
冨岡「時透、俺は
お前が四宮に何かしたのだと思う」
胡蝶「!?」
時透「……え」
二人は冨岡の言葉に、それぞれ別の意味で驚いた。
時透「…何かって何?」
冨岡「それは知らん。だが…アイツはその程度のことで、人との関わりを避けたりしない」
時透「!」
冨岡「四宮が、相手のことを知ろうともせず逃げるのは相当なことだ…
心当たりは無いのか?」
時透「………」
時透は俯いて黙ってしまう。心当たりは一切ないが、自分が何かした可能性があると思ってしまった。それぐらい冨岡の言葉には非常に説得力があった。
胡蝶「(まさか冨岡さんがこんなことを…しかも当たっている)」
Aと時透に何があったか知る胡蝶は、驚きを隠せなかった。
胡蝶「(それに、時透さんのこの様子だと…)時透さん。君はAさんとの事は覚えてると仰いましたが、それは何時のことからですか?」
時透「……初めて合同任務してからですけど」
胡蝶「成程…(やはり、あの事はまだ…)
時透さん。先程保留にした君への罰を決めました」
時透「!……何?」
胡蝶「Aさんと、初めて会った時のことを思い出して下さい」
時透「………は?」
胡蝶の言った事を理解した瞬間、時透からは疑問と、少しの不満が混じった声が出た。
時透「なにそれ」
胡蝶「あらぁ不満ですか?鬼の始祖を倒すよりよっぽど楽だと思いますけど」
時透「胡蝶さん、僕がそういうの無理だって知ってるよね」
胡蝶「勿論!君の記憶障害を診察してるのは私ですから。でも私は無理だとは思ってません。君はAさんとの事は覚えることができる…なら、思い出すことも出来るはずです」
それでもまだ不満そうな時透に、胡蝶は言った。
胡蝶「時透さん…これは君にとって必要な罰です。
あの子と恋仲になりたいなら、Aさんにしたことを思い出して下さい」
時透「………え?」
251人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪花菜 - 優衣さん» 私もパンケーキ好きです🥰原作で出てた時は驚きました❗大正にもあったんだと😲次回は夢主ちゃんの方、お楽しみに🎵 (3月16日 10時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - パンケーキ作るんだ〜✨私、パンケーキ大好きです🥞あれ料理の音じゃない((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル無一郎大丈夫かな😣続き楽しみにしてます✨ (3月15日 22時) (レス) @page48 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - 優衣さん» 無一郎くんの料理の腕前💪良いか😍悪いか😨次回お楽しみに❗ (3月14日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 無一郎が料理!不安しかない😭💔でも、蜜璃ちゃんの言うとおり料理は愛情があれば大丈夫✨無一郎頑張れq(*・ω・*)pファイト!続きめっちゃ楽しみです✨ (3月14日 15時) (レス) @page47 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 夢主ちゃんが修行中止で喜ぶわけない!続き楽しみにしてます✨ (3月13日 22時) (レス) @page46 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪花菜 | 作成日時:2023年11月3日 12時