138 初めての喧嘩 ページ43
ドドドドドッ
『………』
ヒョイッ
『!?』
悲鳴「もう休め…一刻はとうに過ぎている」
大丈夫と伝えようとしたが、Aは口が上手く回らない。滝に打たれすぎて感覚が麻痺していた。
悲鳴嶼に脇を抱えられ岩まで運ばれた。岩から伝わる熱に、徐々に感覚が戻ってくる。
『(あったかい…)』
悲鳴「四宮…普段のお前なら、自分の限界をきちんと把握しているはず…この様な無茶な真似はしない
……時透と、何かあったか?」
『ッ…』
図星をつかれ、Aは暗い表情になった
あの日からもうとっくに十日経つが…時透が現れることはなかった。
『(任務なら手紙で事前に伝えてくれたけど…それも無いってことは……もう、修行してくれないのかな…)』
胡蝶が戻り、二日間は屋敷で鍛練、そして三日目の今日、Aは鍛練及び精神統一のため滝行していた。
『(会いたいけど…会いに行くのが怖い……)』
すると悲鳴嶼に頭を撫でられた
悲鳴「今は休め…話は後で聞こう」
『…(コクリ)』
_同じ頃
伊黒「(早く来すぎてしまったが仕方ない…今日は久しぶりに甘露寺と町に行くのだから)」
幸せを噛みしめるような顔をしていると、恋柱邸の門扉が見えた。だが同時に、ある人物が視界に入った
伊黒「…時透?」
まだ距離があるが、間違いなく時透だった
時透はそのまま入って行った
イラッ 伊黒「(何故アイツが?四宮という者がいながら)」
伊黒は歩調を速めズカズカと進む。すると…
甘露「えぇぇぇぇぇーーーーー!!!?」
伊黒「!?」
甘露寺の凄まじい悲鳴が響いた。急いで様子を確認すると、
顔を強ばらせ小刻みに震える甘露寺、耳を塞いで渋面を作る時透がいた。
伊黒は直ぐ様、時透の胸ぐらを掴んだ。
伊黒「時透貴様!甘露寺に一体何をした!?」
時透「ちょっと今大声出さないでよ。頭痛い」
甘露「ご、ごめん無一郎くん!伊黒さん違うの!
あのね、無一郎くんとAちゃんが、け、け、けけけっけっ」
伊黒「け?…!(ま、まさかコイツらっ齡14の分際でっ、結こ「喧嘩しちゃったのぉぉぉ〜〜〜!!」………ん?」
ある意味正反対な内容に伊黒は呆けた。そして
甘露「無一郎くん、それの相談に来たの!だから伊黒さんっ今日は、そのぉ〜…」
伊黒「………俺も協力しよう」
パァァッ 甘露「ありがとぉ〜伊黒さん!」
飛びきりの甘露寺の笑顔を見れたのと、お出掛けを台無しにされた伊黒は、天国と地獄を両方味わった。
伊黒「(…コイツらいつか呪う)」
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雪花菜 - 優衣さん» 私もパンケーキ好きです🥰原作で出てた時は驚きました❗大正にもあったんだと😲次回は夢主ちゃんの方、お楽しみに🎵 (3月16日 10時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - パンケーキ作るんだ〜✨私、パンケーキ大好きです🥞あれ料理の音じゃない((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル無一郎大丈夫かな😣続き楽しみにしてます✨ (3月15日 22時) (レス) @page48 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - 優衣さん» 無一郎くんの料理の腕前💪良いか😍悪いか😨次回お楽しみに❗ (3月14日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 無一郎が料理!不安しかない😭💔でも、蜜璃ちゃんの言うとおり料理は愛情があれば大丈夫✨無一郎頑張れq(*・ω・*)pファイト!続きめっちゃ楽しみです✨ (3月14日 15時) (レス) @page47 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 夢主ちゃんが修行中止で喜ぶわけない!続き楽しみにしてます✨ (3月13日 22時) (レス) @page46 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪花菜 | 作成日時:2023年11月3日 12時