×恐怖→○恋愛対象となりました 【時透無一郎】

132 緊急事態 ページ37

ア「きよ！すみ！なほ！ちょっと手伝ｯ、何してるんですか！霞柱様!!(怒)」

戸を開けたのはアオイで、時透に捕まっているA、その時透から救出しようとするきよ達＋時雨を見て、すぐに状況を把握した

ア「何度も申し上げているでしょお！？Aさんにそういった過度の接触はしないようにと！しのぶ様に報告いたしますよ!!」

時透「……ﾁｯ」

流石に胡蝶に告げ口されるのは部が悪いので、時透はAを解放した。
きよ達に抱きつき礼を言うA。アオイも側へ駆け寄る。

ア「震えてるじゃないですか！？一体何しようとしてたんです！？」

時透「……普通に稽古しようとしてただけだよ」

銀子「ソウヨ！ソウヨ！」

しれっとした顔で言う時透に"絶対嘘だ！"とこの場にいた全員が思った

『うぅ〜ｯｯありがとうございますアオイさ〜ん(泣)』

ア「お気になさらず」

時透「そこまで喜ばなくてもよくない？」ﾑｽｯ

時透も不機嫌ではあるがいつもの状態に戻りAはホッとした

しかし次の瞬間
弾かれたようにアオイが声をあげた

ア「そうだわ!!きよ！すみ！なほ！手伝ってくれる！？
さっき鴉から報告があって、怪我人が大勢運ばれてくるわ！」

「「「えぇ！？」」」

『えっ!!』 時透「？」

アオイの説明によると
胡蝶が救援に行った先で複数の鬼がいたらしい。どの鬼も異能を使えたため数十人の隊士が怪我を負い、重症の者もいると

ア「鬼はしのぶ様が全て始末したそうです。怪我もしておりません」

『そうですか、よかったぁ』

ア「今すぐ準備に入るわ！しのぶ様も報告が終わり次第すぐに戻るらしいから！」

「「「はい！」」」

『私も手伝います！』

時透「え？」

ア「え！？ですがっ」

アオイはAと時透を交互に見た
猫の手も借りたいとこだが、任務終わりのAを手伝わせるのに抵抗があること
時透と稽古をするであろう時間を奪っていいのかと

アオイの考えを理解したAは時透に

『無一郎さん！一緒に来てくれたのにすみませんっ今日は皆さんの手伝いをさせて下さい!!』

矢継ぎ早にAはそう言って屋敷に入っていった。アオイ達も追うように屋敷の中へ戻った



時雨「霞柱ハ帰ッタラドウダ？アノ様子ジャ今日稽古無理ソウダゾ」

銀子「ソウネ、今日ハ家デユックリシマショ♪」

時透「……Aの部屋に行ってる」

「「エ」」

時透も蝶屋敷の中に入った

銀子「……アンノ小娘メェェエ!!(激怒)」

時雨「…トリアエズAニ伝エルカァ」

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