×恐怖→○恋愛対象となりました 【時透無一郎】

127 朝から焼きもち２つはキツい！ ページ32

目線を合わせてしゃがんでる時透の登場にAは驚く。

『むむ無一郎さん！？何でここにｯｯ』

時透「任務帰りだよ。Aが地面に座ってるから、どうしたんだろ？って思ってたら…山田？って奴が何？」

『無一郎さん 村田さんです(汗)』

時透「どっちでもいいよ
で、ソイツ誰？男？」

ズイッと身体を近付け時透が聞く。

『(相変わらず距離感がっ…)む、村田さんは、私が入隊した時から良くしてくれてる男性隊士さんです』

時透「ふーん…」

自分から聞いておいて心底興味無さそうな時透。顔も未だに不機嫌である。
そのまま むぎゅうっと時透が抱きつく。

『ちょっ無一郎さんここ外！』

時透「少しくらい良いでしょ」

疑問符を付けずに言う時透に、Aは困るが無理やり離すのも気が引けて、ただただオロオロした。

時雨「(道ノ真ン中デ朝ッパラカラ何ヤッテンダヨコイツラ…(呆))」

時雨がそう思った瞬間

銀子「チョットォォ!!
道ノ真ン中デ朝ッパラカラ何ヤッテンノヨ小娘ェェ!!(怒)」

『いや私は無実です！(汗)』

銀子がほぼ同じ事を言い放った。
時透から引き剥がそうとAの羽織を引っ張る。

銀子「私ガ本部ヘ報告行ッテル間ニ、コノ子トベタベタスルナンテ喧嘩売ッテンノォ！？」

『売ってませんから！(汗)
し、仕事終わりだったんですね、ご苦労様ですっ』

銀子「ケッ!!アンタニ言ワレテモ嬉シクナイワ！」

時透「銀子お疲れ。速かったね」

銀子「ソリャア当然ヨォ！貴方ノ鴉ナンダカラ♪」

『(落差が凄い(泣))』

若干涙目のAの頭を時透が優しく撫でる。

時透「銀子 前にも言ったと思うけど、もうちょっとAと仲良くしなよ」

銀子「無一郎ノ頼ミデモ嫌ァァ！小娘ト仲良クスル時間ナンテ無イワヨ！只デサエ蟲柱ガ出シタ条件デ無一郎ト家デノンビリ出来ナインダカラ！ムシロ責任トンナサイヨ小娘!!」

時雨「完全ニ八ツ当タリジャネエカ」

銀子「黙ンナサイヨ！テカアンタモ無一郎カラ小娘剥ガシナサイヨ！優秀ナ私ト違ッテ暇デショオガ！」

時雨「ア"ァァ！？誰ガ暇ダ！オ前コソ喧嘩売ッテンノカァァ!!(怒)」

銀子と時雨が言い合いを始めたが、Aは銀子の言葉を気にしていた。

『(…のんびり出来ない)』

時透「A どうしたの？」

『あ、いえ何もっ』

時透「そう？…で、何でソイツの話してたの？」

『まだ気にしてたんですね(汗)
別に村田さん個人の話をしてたんじゃないですっ
どっちかというと……私達関係のことです』

時透「？」

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