×恐怖→○恋愛対象となりました 【時透無一郎】

122 再認識 ページ27

時透side

二人がまだ怪しんでる…話題変えよ

時透「それより用事済んだでしょ。早く帰ってくれない？」

早くAと二人になりたいし…

宇髄「自分の家みてぇに言うな。胡蝶にはしっかり許可貰ってるんだよ」

煉獄「悪いが時透、実はもう１つ用があるんだ！」

まだ何かあるの……あ、この気配

ｶﾞﾗｯ

『お待たせしました
あれ？無一郎さん起きてたんですねっ』

時透「結構前から起きてはいたよ」

『えｯｯそうだったんですか！？』

時透「気持ちよく寝てたのに騒がしかったし、ゴツゴツした気持ち悪い膝に変わって、横になってるのも嫌だったよ」

煉獄「はははっそれはすまなかった！」

宇髄「煉獄、今のは派手に殴って良いと思うぞ？」

煉獄「何を言う！隊員同士の喧嘩はご法度だ、そもそも暴力はよくない！」

宇髄「俺時々お前の実直さに涙出そうになるわ」

『あはは(汗)』

苦笑してるAに近付く

時透「ところでA、何で初恋勘違いだったって僕に言わなかったのさ？」ﾑｽｩ

『へっ！？い、や、態々言う必要は』

時透「宇髄さんとは話してるじゃん。過去の事だって最初に話したの宇髄さんだし」

『それ、は…』

宇髄「あーやめろやめろ。自分が１番じゃなかったからって四宮に当たるな」ﾜｼｬﾜｼｬ

『ご、ごめんなさい無一郎さん…宇髄様には１番話聞いてもらってるので…』

時透「…」ﾍﾟｼｯ

宇髄「俺にも当たるんじゃねーよ」

頭にあった宇髄さんの手を払った

煉獄「四宮、先程言いそびれたがこれを持ってきた！」

…重箱？

煉獄「父上の為に滋養に良い料理を教えてくれただろ？その礼に君が食べてみたいと言ってたすいーとぽていとを千寿郎が作ってくれた！」

『え！本当ですか！？』

Aの目がキラキラしてる
可愛いけど……

『では皆さんで食べｯ！…む、無一郎さん？(汗)』

時透「…あの子の作ったので随分嬉しそうだね」むぅー

煉獄「千寿郎の作る甘味は美味だからな！四宮もいつも褒めてくれてるぞ！」

宇髄「煉獄ーそれ派手に火に油だぞ」

『ぉ、お茶淹れますね！』

わざとらしい…

時透「ﾎﾞｿｯ)A仲いい人多すぎだよ」

宇髄「アイツの交遊関係ぐらい大目に見ろよ

お前だって記憶失くす前は女がいたかもしれねーだろ？」

時透「そんなの知ら(ｺﾞﾄｯ！)……ん？」

音がした方を見たら
Aが湯呑みを落としていた

煉獄「大丈夫か？」

『は、はいっ割れてませんし』

…A？

宇髄「ほぉー」ﾆﾔｯ

時透「？」

123 不安は付き物→←121 断片

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す