106 説得 ページ11
Aは一瞬固まるがすぐ我に返る。
『む、無一郎さん離して下さい!!』
時透「駄目、やだ」
グイグイ押し返そうとすると、逆にギュウギュウ力を入れて抱き締めてくるので、Aは慌てる。
『(好きって自覚した後にコレはちょっと!)』
そんなAの心中など知らず、更に追い打ちをかけるように
時透「会いたかった…すっごく」
『!??!』カァーーッ
耳元で時透に言われ、茹で蛸のように真っ赤になった。
胡蝶「時・透・さん。私達がいるの忘れてません?」
冨岡「(あんな時透は初めて見るな…)」
『ぁ』サァーーッ
一気に顔が青ざめるA。時透はじとっとした眼差しで胡蝶の方を向く。
時透「さすがに忘れてないよ。さっきまで僕を苛めてたんだから」
『え"っ、いじ、え!?』
胡蝶「妙な言い掛かりは止めてください。Aさん、安心してください。何もしてませんから。ねぇ、冨岡さん?」
冨岡「……直接は何もしていない」
『そ、そうですか』
時透「A、僕さっきこの人に折檻されそうになったよ」
『折檻!?』
胡蝶「あれは君が全面的に悪いです。Aさん、今まで彼に色々されたと伺いましたが、どんな事をされました?」
『ど、どんな……っ///』
胡蝶「……その様子だとやはり少々お仕置きが必要ですかね(^^)」
『しのぶさん誤解です!何も変な事はされてませんから!!(汗)』
胡蝶「本当ですか?恋仲でもないのに無理やり接吻とかされませんでした?」
『…………ぃぃぇ』
時透「A 嘘下手すぎだよ」
小声で思いっきり目をそらしながら言うAに説得力は全く無かった。
『っ〜〜しのぶさん、今まで隠してたことは本当に申し訳ありませんっ!でも私、本当に気にしてません!その…っ…』
胡蝶「Aさん?」
時透「?」
『…む、無一郎さんが…いい加減な気持ちで…そういう事をしたんじゃないって…本当に…私が好きなんだって…分かってた…から…』
必死に言葉を紡ぐA。その表情は赤く染まっており、目も緊張で潤んでいた。
そんなAを間近で見た時透は
時透「……」
ムギュウ〜〜〜
『!?///』
再びAの腰に回してた腕に力を入れる。
『無一郎さんっ!ちょっとは空気読んで下さい!!』
時透「だって……Aが凄く可愛いから」
『〜〜〜ッッ///』
Aはもういっそのこと気絶したかった……が
胡蝶「…そうですか…
なら、もう私から言うことは何もありませんねっ」
『!…え』 時透「?」
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雪花菜 - 優衣さん» 私もパンケーキ好きです🥰原作で出てた時は驚きました❗大正にもあったんだと😲次回は夢主ちゃんの方、お楽しみに🎵 (3月16日 10時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - パンケーキ作るんだ〜✨私、パンケーキ大好きです🥞あれ料理の音じゃない((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル無一郎大丈夫かな😣続き楽しみにしてます✨ (3月15日 22時) (レス) @page48 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - 優衣さん» 無一郎くんの料理の腕前💪良いか😍悪いか😨次回お楽しみに❗ (3月14日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 無一郎が料理!不安しかない😭💔でも、蜜璃ちゃんの言うとおり料理は愛情があれば大丈夫✨無一郎頑張れq(*・ω・*)pファイト!続きめっちゃ楽しみです✨ (3月14日 15時) (レス) @page47 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 夢主ちゃんが修行中止で喜ぶわけない!続き楽しみにしてます✨ (3月13日 22時) (レス) @page46 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪花菜 | 作成日時:2023年11月3日 12時