54 賑やかな食事 ページ7
夢主side
色々あったけど漸く遅めの朝餉をとる。無一郎さんと向かい合わせで座ろうとしたけど、彼は当たり前の様に私の隣に座った。
『(もうツッコむのも面倒くさい…)』
時透「ほえおはわひあふお?」
『あのーなんて?』
時透「(モキュモキュ、ゴクッ)これおかわりあるの?」
『あっはい、好物って聞いたので多めに作りました。昼餉には味ももっと染みてると思います』
無表情だけど目だけは輝いてる…よっぽど好きなんだなぁ
『あ、無一郎さん。ご飯空ですけどもっといります?』
頷く彼から茶碗を受け取り、ご飯をよそう。
『どうぞ』
時透「……」
『?何か?』
時透「Aさ…僕の奥さんみたい」
ポロッ ガシッ
茶碗落としたけど彼がしっかり受け止めてくれた。流石柱、凄い反射しんけ、じゃなくて!!
『いきなり何言ってるんですかっ』
時透「いや帰って来てからずっと思ってた。なんか仕事帰りの夫の面倒見る奥さんみたいな」
時雨「ウン俺モズット思ッタ」
『時雨までぇ…』
銀子「ケッッ!計算高イ女ネ。ソレデ何人ノ男タラシコンダンダカ」
『そんな事してませんよ!(またタラシって言われた(泣))』
時雨「Aハ男ト付キ合ッタコトハナイゾ。マァ結構モテテハイタケドナ」
『え?』 時透「(ムッ)」
時雨「蝶屋敷デAニ治療シテモラッタ奴ラAニヨク恋文出ソウトシテタンダゾ、蟲柱ガ全部処分シテタガ」
『そうなの!?』 時透「(ホッ)」
まさかの事実(汗)。時雨よく知ってたなぁ…
時雨「ダカラ霞柱モ絶対苦労スルゾォ。マアAニ惚レタ時点デソウダガ」
銀子「フンッ!ホント失礼ヨネ、コノ子ノコト怖ガルナンテ!」
『うぅ…』
時透「どうでもいいよ」
『え?』 「「ハ?」」
時透「胡蝶さんに認めてもらえなくても、Aがまだ僕のこと怖がっていても関係ない。僕はAが好きだから一緒にいたい。だからこれからもAに振り向いてもらう努力をする。誰にも文句言わせない」
『………っ』
時透「だからこれからも、Aの所には顔出すし、抱擁するし、接吻もするから」
『その理屈はどう考えてもおかしいですよ!!!?』
努力の方向を間違ってませんか!!!?
その後も「イチャイチャシテンジャナイワヨォォ!!(怒)」と銀子さんが怒鳴ったり、時雨が私に哀れみの目を向けたり、無一郎さんがまたあーんさせようとしたりしながら騒がしく食事を終えた。
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雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね!! (11月3日 7時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます! 続き、楽しみにしていますね! (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます!😆本当に嬉しいです! (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪花菜 | 作成日時:2023年8月8日 20時