94 好きの違い ページ47
Aは過去と現在の気持ちについて話した。
甘露「そっかぁ…Aちゃんにとって、恋は嬉しくなって安心するものと思ってたけど、今は…」
『はい。無一郎さんは…隣にいて嬉しいや安心とは違って…
触れられると落ち着かないし…ちょっとした言葉で胸が苦しくなるけど…嫌な気持ちには一切ならないんです。
この気持ちも恋なのかは、自分で気付かなきゃいけないと思うんですけど…私っ自分の考えに自信が持てなくて…すみませんッッ』
甘露「謝らないでAちゃん!こうやって相談してくれて私嬉しいもの!」
『…ありがとうございます。女性で恋愛の相談できるの、甘露寺さんしかいなくて』
キュン!
甘露「〜っ(私しかいないっ…ちゃんと答えてあげなきゃ!二人のためにも!!)
Aちゃんは、昔と今の気持ちが違くて悩んでるのねっ」
『はい…それに無一郎さんと彼は性格も人柄も違ってて…それなのに好きになるのかなって。元々無一郎さんは苦手な人だったし』
甘露「成程ねぇ……でもAちゃん、私は
無一郎くんへのその気持ちは、恋で間違いないと思うわ!」
『…ッ』
甘露「(きゃっ!Aちゃん真っ赤だわっカワイイ!!)
私、好きっていろんな形があると思うの!だからAちゃんの、昔と今の恋する気持ちが違ってても不思議だと思わないわ」
『そ、そうですか?』
甘露「私の話になっちゃうけど…私、柱の人達には色々な理由でときめいちゃって…皆さん強くて素敵だから好きだと思ってる!でも…ある殿方と一緒にいる時は特別楽しくて…」
『(伊黒様だ…)』
甘露「とっても優しくて親切で、私がご飯食べるの遅くても全然嫌な顔しないで待ってくれるの!いつの間にか、その人といる時間が一番幸せで…
その人の好きは特別で、恋してるって思ったの」
『…甘露寺さんは、それでその人への好きが恋だと気付けたんですね』
甘露「うん!でも一番の理由は
その人が幸せだと、自分の事みたいに嬉しくなるの!私以上に喜んだり楽しんだりしてほしいって!」
『!』
甘露「どうしたの?」
『私も…デヱトでそう思いました』
甘露「え!?」
宇髄「おいデヱトしたなんて聞いてねえぞ。そんな派手な事まず俺に言えよ」
『「!!?」』
隣の席に宇髄の姿があった。
『宇髄様!いつの間に…』
宇髄「丁度今な。そろそろかと思ったがマジ良い時に来れたぜ。甘露寺と話して自信持てたか?四宮」
『…』
宇髄の問いに静かに頷いた。
『私___無一郎さんに、恋してます』
286人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね!! (11月3日 7時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます! 続き、楽しみにしていますね! (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます!😆本当に嬉しいです! (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪花菜 | 作成日時:2023年8月8日 20時