80 デヱト開始 ページ33
時透side
僕らは店を後にして
時透「Aこの後どうするの？」
『折角ですから蝶屋敷の皆に何か買ってきます。無一郎さんは帰られますか？』
時透「僕は……………デヱトしたい」
『へ？』
時透「Aとデヱトしたい」
『！！？』
Aの顔が今までで一番赤くなった…なんかボンッて音が聞こえた気がする。
任務でしかAと町を歩いたことなかったから、普通に一緒に過ごしてみたくなった。
『え、あいや、でも』
時透「…駄目？」
『だ、駄目というか……あのですね、デヱトというのは…！………』
？…どうしたんだろう？
『わ、わかりました！デヱト、しましょう!!』
時透「！…うん」
￣￣￣￣
＿甘味屋
『あ、カステラ売ってる！』
時透「何それ？」
『前に隠の方から頂いたんです。美味しかったですよ』
Aは蝶屋敷の人と僕の分も買ってくれた。
時透「いいの？」
『はい、勿論！』
＿雑貨屋
『何作ってるんですか？』
時透「紙飛行機」
完成したのを飛ばしてみせた。
『凄いっあんなに飛ぶの初めて見ました』
時透「教える？作り方」
『お願いします！』
ﾋﾟﾄｯ
『えっ、あの』
時透「手元見て」
『ハ、ハイ』
Aの後ろから手を重ねて折り方を教えた。
その後も色んな所を周って昼餉にしようとしたら
『食事処行きますか？一応お握り作ってきたんですけど…』
時透「ならソレ食べたい」
川の土手に座ってAが作ってきた握り飯を食べた。
時透「(ﾓｸﾞﾓｸﾞ)…美味しい」
『ありがとうございます。屋敷をでる前に作ってきて良かったです』
時透「次はふろふき大根作って」
『本当にお好きですね(苦笑)』
ご飯を食べ終わってボーッと雲を眺めてたら、隣で何かを作ってたAが『出来たっ』と言った。
時透「何作ったの？」
『花冠です。久しぶりに作りましたっ』
それを頭に乗せるA。…なんか似合うな、Aに。
時透「……ねぇ、何でデヱトしてくれる気になったの？」
僕はAにずっと気になってたことを聞いた。あの時あんまり乗り気じゃなかったし、少し考え込んでたから…
『えっと……無一郎さんは…今日楽しかったですか？』
時透「？…うん」
僕の返答にAは安堵した顔になった。
『デヱトってお互いに楽しい時間を過ごすものだって、母から聞きました。だから無一郎さんが楽しいって思える時間を作りたかったんです。
無一郎さんは、私との出来事は忘れないでいてくれるでしょう？』
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雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね！！ (11月3日 7時) (
レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 続き、楽しみにしていますね！ (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます！😆本当に嬉しいです！ (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年8月8日 20時
