75 藤の花の家紋の家 ページ28
夢主side
単独任務を終えて、月明かりの中を歩いていた。
『こっちでいいの？』
時雨「カァア。コノ先ガ藤ノ花ノ家紋ノ家ダ」
『…時雨、ごめんね。私と貴方の秘密って言ったのに話しちゃって』
時雨「気ニスンナ、音柱相手ジャショウガナイ。ムシロ話シタノガ音柱デ良カッタンジャネェカア」
『…うんっ。それは本当に思った』
宇髄様のお陰で大分気持ちが楽になった。
時雨「モウ霞柱達ニモ話シタラドウダ？音柱ニモ言ワレタンダロ」
…そう。帰り際に言われた。
"煉獄達もそうだが、時透の野郎もお前のこと気にしてると思うぞ。無理にとは言わねぇが話したほうがいいんじゃねぇか"
『…煉獄様たちはともかく、無一郎さんにはちょっと……私がこんなだって知ったら今後の任務で迷惑かけそうだし』
無一郎さんはいつだって迷いなく闘ってる。
それに引きかえ…
『いつまでも昔の事引きずってるような隊士だって知ったら…無一郎さんはきっと幻滅すると思うよ』
時雨「(絶対無イト思ウケドナ…)トイウカA、オ前結局霞柱ニ恋シテルノカ？」
『……わからないの。自分でも』
今までずっと恋はしないように生きてきたから。あの事件(45話)から、しのぶさんの牽制もあって色恋沙汰は一切なかったし。何より…
『仮に…無一郎さんの事好きだったとしても、あの人の事を好きだった時の気持ちとは少し違う気がする…』
そう話してたら、藤の花の家紋の家に着いた。
優しそうなお婆ちゃんが迎え入れてくれた。
『夜分遅くにすみません。お世話になります』
「いえいえ、お疲れ様でございます鬼狩り様。ごゆっくりなさっていって下さい」
それから直ぐに、遅めの夕餉を頂いた。
お風呂の用意もできたみたいだから、着替えを持って行こうとしたら…
後ろから声をかけられた。
「A？」
『え？…！……むっ無一郎さん』
少し目を見開いた無一郎さんがいた。
その後ろからお膳を持ったお婆ちゃんがやってきて、
「こちらの鬼狩り様も、今宵は此方で休まれるそうです。宜しくお願いいたします」
『！、そうですかっ。わかりました』
それじゃあお風呂行ってきますっ、と言ってそそくさとその場を去った。
『(まさか無一郎さんも此処に来るなんて……あの日以来会ってなかったから吃驚した。
あれ？……じゃあ……
今日は無一郎さんと一緒に泊まるの？)』
まだお風呂に入ってないのに、何故か顔が熱くなった。
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雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね！！ (11月3日 7時) (
レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 続き、楽しみにしていますね！ (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます！😆本当に嬉しいです！ (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年8月8日 20時
