50 ハラハラする日常 ページ3
腰に腕を回し、肩に顔を乗せ、耳元で聞いてきた時透に、Aは顔を向けようと………する前に自分の唇を手で隠してから振り向く。
すると、狙ったかの様に時透の唇がAの手に触れる。
時透「何でまた隠すの？」ﾑｽｯ
『〜〜っよくそんなこと聞けますね！自分が今何しようとしたか解ってます！？』
時透「Aと接吻しようとした」
『それが嫌だからこうやって隠してるんですよ！そういうの止めて下さいって何回言えば分かるんですか！？』
時透「………………………そんなこと言ったっけ？」
『自分の都合の悪い時だけ記憶障害にならないで下さい!!!』
時透は、Aと会うたびこの様に身体接触してくるのでAはかなり参っていた。流石に接吻は防げるようになったが、こうして背後から抱き締められるのは未だに防げない。
Aも気配に敏感だが、時透が自身の気配を極限まで消して近付いてくるのだ。しかも、Aが考え事をしている時を見計らって来ている。
今回は左手に意識を飛ばしていた時を狙ったようだ。
『(本っ当にたちが悪い)…というか無一郎さん、私前に言いましたよね。此処ではこういう行動を控えて下さいと(いつもそうしてほしいけど(泣))』
時透「あー大丈夫でしょ？今胡蝶さん屋敷に居ないし」
『いや他にアオイさん達や、治療中の隊士もいるでしょ。その人達にも見られたらまずいんですって』
時透「あの子達には口止めすればいいだろ。隊士には見せつけてやればいい、Aは僕のだって」
『いや私は私のものです(汗)』
時透に目を付けられてから、Aは時透にこの事は絶対に胡蝶には知られてはいけないと、何度も念押ししたのだ。
だが、過去の出来事を話しても時透は、
時透「A知らないの？拷問は訓練でも大人だって殆ど耐えられないんだよ。僕より弱い隊士でも生き延びてるなら問題ないよ」
と、非常に危機感のない発言にAは若干キレかけた。
だから『バレたら蝶屋敷、出禁になりますよ』と伝えたら(かなり渋々だったが)納得した。
『(それなのに、全っ然懲りてないよこの人……)』
ﾁｭｯ
『ひぃぃっ！？』ﾋﾞｸｯ
時透「その反応なんか凄く嫌なんだけど」
『本っっ当に懲りないですね貴方は!!』
いきなり頬に口付けられて、Aは(恐怖で)悲鳴を上げた。
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雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね！！ (11月3日 7時) (
レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 続き、楽しみにしていますね！ (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます！😆本当に嬉しいです！ (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年8月8日 20時
