検索窓
今日:592 hit、昨日:1,149 hit、合計:96,233 hit

67 嫉妬する ページ20

言い合い(?)をしていた二人は、そんな時透を見て言葉を止める。
時透は二人の距離の近さに、僅かに眉をよせる。

スタスタッ グイッ

『わっ』
時透「早く離れて」

Aの手を掴み、肩に手を回して自身の方に抱き寄せる。

『(ちょっ!不死川様もいるのにっ)』

不死「(クソがァ!一足遅かったァ!)」

羞恥で顔を赤らめるAと逃げ遅れたことを後悔する不死川。

時透「怪我の手当てしてたんじゃないの?」

『えっは、はい!今終わりましたっ』

時透「……手当てだけで何で茶菓子あるの?」

時透はうぐいす餅を見て不満そうに聞く。

『あ…それは、この前おはぎを頂いたお礼に…』

その言葉に時透は視線を不死川に向ける。

不死「何だァ時透?」

時透「…僕、あんまり覚えてないけど貴方そういうことする人だったっけ?」

不死「俺が差し入れとかすんのが可笑しいかコラァ?」

時透「別に可笑くないしどうでもいいけど…相手がAなのが気に入らない」

不死「あ"ァ?」

『(本当に不死川様の言った通りになっちゃった!(汗))
む、無一郎さん!ちょっと落ち着きましょう!』

時透「僕は落ち着いてるけど。落ち着いてないのは向こうでしょ?」

不死「お前は本ッ当に四宮絡むと面倒臭ェなァ」

時透「わかってるんならAと一緒にいるの控えてくれない?」

顔に青筋を浮かべる不死川と、鬼を狩る時の様な目をする時透に、Aはまずいと感じた。

『(柱同士のいざこざは避けないとっ!)不死川様!引き止めてしまって申し訳ありませんでした!気をつけてお帰り下さい!』

時透の拘束からなんとか逃れ、不死川の背中をグイグイ押し部屋から退出してもらった。

パタンッ
『ふぅ…』

時透「A」

『っ!は、はい』

時透に名を呼ばれ振り返ると、両手を握られ肩に顔を埋められる。

『むっ無一郎さん?』

時透「……」

『あの…もしかして嫉妬したんですか?不死川様に』

時透「…それ以外に何があるの」

『あ…いや、意外だなと……無一郎さんはそういうこと起こさない方だと思ってたので。しかも相手は不死川様ですし』

時透「……よ」

『え?』

時透「嫉妬なんて…しょっちゅうしてるよ」

『!?』

68 初めて見る反応→←66 ポンコツ思考再び



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (121 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
287人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね!! (11月3日 7時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます! 続き、楽しみにしていますね! (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます!😆本当に嬉しいです! (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪花菜 | 作成日時:2023年8月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。