66 ポンコツ思考再び ページ19
ｶﾞﾗｯ
『不死川様！お待たせしました』
不死「遅ェぞ、何してやがった？」
『少ししのぶさんとお話してました。あっ、食べててくれたんですね』
不死川を待たせてる間、Aは丁度買っていた自身の好物のうぐいす餅を出していた。
『気に入ってくれて良かったですっ、おはぎのお礼がしたかったので』
不死「あれはついでで買ったんだよ、礼なんていらねェ」
あの宇髄の手紙通り、不死川はおはぎの差し入れをしていた。ただ直接渡さず部屋に置いてあったのだがAはすぐ不死川だと気づいた。
『でも嬉しかったです。正直元気出ましたから』
不死「まだ時透のやつ諦めてねェのかよ？」
『…多分何をしても諦めないと思います』
Aは手当てをしながら不死川に話をした。
『私、どうしたらいいでしょうか？』
不死「時透の顔の形変わるまでボコりゃあ一発で嫌われるだろォ」
『それ私に死ねって言ってるようなものですよ(汗)』
柱にそんな事すれば間違いなく切腹だろう。いい加減な提案にAはため息がでる。
不死「他人の色恋なんて知るかっつっただろォが。俺に意見求めんなァ」
『…やっぱり宇髄様に話した方が良いでしょうか？』
不死「あァ？甘露寺じゃねェのかよ？」
『…甘露寺さんは恋する人の味方ですから』
その言葉に不死川も納得する。たとえ仲の良いAの願いでも、時透の恋を諦めさせるなど絶対に協力しないだろう。
不死「(そういやァ伊黒のやつ、最近甘露寺と手紙減ったこと四宮のせいだっつってたが、ぜってェ時透絡みだな)」
『はい、終わりました！』
不死「おォ。じゃあ帰るぞ」
『あっ折角ですししのぶさんにも会っていって下さい！多分もう無一郎さんの診察終わりますし』
不死「……は？…時透いるのか？」
『？、はい』
不死「…俺がお前といるの知ってんのか？」
『…そうですね』
不死川は凄まじく嫌な予感がした。
不死「やっぱ帰る」
『え？何でで、ってどうして中庭から帰ろうとするんですか！？』
不死「お前なァア、今の時透はてめェ絡みだと伊黒並みに面倒臭ェんだよ！ぜってェお前と二人でいることにネチネチ文句垂れるに決まってんだろォがァア!!」
『えっ、いやまさか無一郎さんも流石に不死川様相手にそんな事しないですよ』
不死「(コイツ相変わらずそっちはポンコツだなァ！)」
そんなやりとりをしていると、ドカドカと誰かが近づいてきた。
ｽﾊﾟﾝｯ
そこには不機嫌さを隠そうともしない時透の姿。
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雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね！！ (11月3日 7時) (
レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 続き、楽しみにしていますね！ (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます！😆本当に嬉しいです！ (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年8月8日 20時
