60 恋柱の決意表明 ページ13
『(…確かに伊黒様の仰る通り…私の行動は期待させるだけかもしれない…だけど)
伊黒様の指摘は尤もです。でも、私は時透様に冷たくする様な態度はとれません』
伊黒「お前な…そういうとこ『それに』
伊黒の言葉を遮りAは、
『好きな人から冷たくされて、平気な人はいないでしょう…(伊黒様は甘露寺さんにそういう態度とられて傷付かずいられますか?)』
伊黒「!!」
言葉と視線で伊黒に訴える。そして
『そもそも、私ではなく彼から関わってくるんですっ!そういうことは時透様に言ってくれないと困ります!!』
真剣な顔から急に膨れっ面でそう言った。
煉獄「うむ、確かにそれはどうしようもないな!」
甘露「(ホッ)」
重たい空気が軽くなり甘露寺も胸を撫で下ろす。
伊黒「はぁ…ならもう好きにしろ」
『ありがとうございました伊黒様。私と時透様のこと心配してくれて』
伊黒「お前の耳と脳はどのようになっている?俺が貴様らの心配などする必要がどこにある?だいたい…」
伊黒がネチネチ説教を始めるが、Aはそれを笑って聞いていた。
『でも、本当にありがとうございます。……時透様への態度を変えるのは無理ですが、もう一度彼と話そうと思います。
貴方の気持ちに答えるつもりはないと』
甘露「!っで、でも無一郎くんホントにAちゃんのこと好きだし、Aちゃんもいつか…」
『いえ…私…恋はしないって決めてるんです』
甘露「っ!…え?」
煉・伊「「?」」
Aがそう言った時、煉獄とAの鎹鴉が来てそろそろ動き出すようにと指示をだす。
そのまま、煉獄とAは甘露寺と伊黒と別れた。
二人を見送った後、甘露寺は言った。
甘露「伊黒さんっ!」
伊黒「どうした?」
甘露「私、やっぱり無一郎くんの恋応援するわ!無一郎くんなら絶対Aちゃんのこと幸せにできると思うから!それに…さっきのAちゃん凄く辛そうな顔してたから」
伊黒「確かにアイツのあんな顔は珍しいな」
甘露「(あんな顔で"恋はしない"なんて悲しすぎるわっ!)
よし、じゃあまず無一郎くんに手紙を出さないと!私に出来ることがあるなら協力しなきゃ!」
伊黒「(甘露寺との手紙は俺の特権だったというのに…四宮どうしてくれる)」
『くしゅん!』
煉獄「どうした四宮?風邪か?」
『い、いえ(気のせいかな?殺気を感じた(汗))』
 ̄ ̄
補足
柱で1年前のAと時透の出来事を知るのは胡蝶だけです。他の柱には時透の表情や性格が苦手と言ってます。
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雪花菜 - 続編お祝いコメントありがとうございます😊三作目も楽しんで読んでもらえるように頑張りますね!! (11月3日 7時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 続編決定、おめでとうございます🎉続きがすごく楽しみです✨これからも頑張ってください😊 (11月2日 22時) (レス) id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
月坂柚花(プロフ) - 続編おめでとうございます! 続き、楽しみにしていますね! (11月2日 20時) (レス) @page50 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» こっちでもコメントありがとうございます!😆本当に嬉しいです! (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - いつも更新を楽しみにして下さりありがとうございます❗次の更新ですが、"お知らせ"になりますので本編の続きは少し待って下さい😣すみませんがよろしくお願いします🙏 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪花菜 | 作成日時:2023年8月8日 20時