8 無事完遂 ページ9
夢主side
霞柱が頚を斬ったのが見えた。鬼の体も崩れ始める。
『(霞柱様も怪我はしてないみたいだね。良かった…)』
ホッとしたが、急いで倒れている隊員の人達に駆け寄る。
しかし、残念ながら生きている人は１人もいなかった。
『(毒を使う鬼だから、覚悟はしていたけど……)』
やっぱり仲間が死ぬのは心苦しい。
時透「ねぇ」
いきなり頭上から降ってきた声。月明かりも遮られる。
目の前に霞柱が立ってきた。
わたしは硬直し顔を下に向ける。
『(も、もう帰ったかと思ったのに…)な、何でしょう？』
時透「……さっきの、何でわかったの？」
『えっ？(さっきって？)』
何のことか分からず、霞柱の足元を見ながらおろおろする。
時透「…地面からの攻撃、君気配がする前から型の準備してたでしょ？」
『！っあ、そ、それは……ここに来る途中にいた隊士から教えてもらいました』
時透「隊士？……あの死んでた？」
『そうですっ』
顔は見れないけど、何言ってるんだ？って思ってるよね…
『あの人達の怪我をみて、体の傷より足の状態がとても酷かったんです。足の裏を噛みつかれたような痕もあり、おそらく地面から何か攻撃してくる鬼だと推測しました。皮膚の一部も溶けていたので、毒を使う可能性にも気付けました』
時透「…じゃあ怪我の手当てをしてた訳じゃなかったの？」
『……本当はそうしたかったですけど、まずは生きてる人間が優先ですから…』
これ以上腐敗が進まないようにしたかった。でも、それは彼等が絶対に望まない。自分よりも鬼を狩ることを優先してほしいはず。
『鬼も腕を斬り落としたのに笑っていたのと、その後僅かに地面に視線を移してました。地面にも不自然なひび割れがあったので、対処できました』
時透「………」
『も、申し訳ありませんでした。あの時伝えたかったんですけど…その……』
あの後の霞柱の発言によって完全に教える機会を逃してしまったのだ。
あの時、声だけで不機嫌なのが伝わってきたもん(震)
『(最初に説明しなかったわたしも悪いけど……)』
時透「……別に。気にしてないし」
『！』
よ、良かったーー！また何か言われるかと思った。
時透「君さ……階級は？」
『(あれ？既視感が…)ひ、丁です』
時透「何年鬼殺隊やってるの？」
『(やっぱり既視感ー！)……よ、４年です』
時透「………君もしかして」
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文字数ギリギリなのでここで区切ります。
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
