7 戦闘開始 ページ8
鬼の方から攻撃が仕掛けられる。
此方までそれなりに距離はあるが、赤黒い両腕が勢いよく伸びてくる。
よく見ると腕の先端は蛇のような顔がついている。
時透「霞の呼吸 伍ノ型 霞雲の海」
『時の呼吸 参ノ型 剽疾無色』
2人は両腕を切り裂き、その勢いのまま近づこうとしたが、
『時の呼吸……』
時透「？(この距離じゃ届かないでしょ)」
明らかに間合いに入っていない場所から
技を出そうとするA。
しかし、その瞬間足元から嫌な気配を感じた。
『壱ノ型 虚空』
Aは身体を回転させながら、広範囲の斬擊を足元に繰り出す。
地面が抉られ土煙が広がる。それが落ち着くと見えたのは、
赤黒い蛇が大量に湧き出ていた。
先程の腕のよりも小さいがその数は凄まじく、毒により地面を溶かしていた。
その蛇は全てAにより斬られ動かなくなる。
「ばっ馬鹿な！？(地面からの攻撃を防いだ！？)」
鬼は焦りを見せ、再生させた腕を振り回し自分へ近づけないようにする。
時透、Aは、それらの攻撃を捌くか、避ける。
時透はいつ頚を狙えるかと、考えていると…
『霞柱様』
いつの間にかAが近くまで来ていた。
『わたしがあの鬼のほうへ走ったら、霞柱様も続いてくれませんか？』
時透「は？」
『わたしが敵の攻撃を全部捌きます。なので霞柱様は頚だけに集中してください』
時透「君にそんなことできるの？」
『信じてください。お願いします』
鬼の攻撃を防ぎながら答えるA。
こちらを向いてはいないものの時透から見えたその横顔は真剣そのものだった。
時透「はぁ…それもう拒否権ないじゃん。……しくじらないでよ」
『御意』
攻撃を続ける鬼の姿を確認し、そして…
一直線に道が開けた瞬間、Aは呼吸で一気に駆ける。
鬼は真っ直ぐ自分に向かうAにほくそ笑む。
あの速度では正面の攻撃は防げても上下左右の攻撃は疎かになると。
鬼は両腕をAに向けて伸ばす。同時に上空から毒を含んだ唾液を撒き散らす。地面から再び大量の蛇も出る。
上下左右逃げ場のない状況
「(１人はもう終わりだな！)」
『時の呼吸 肆ノ型 乖歪の時空』
次の瞬間、Aは毒を弾き飛ばし、地、腕の蛇を再び斬り落としていた。速すぎて目で終えず鬼は時が止まったように感じた。
そして
時透「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り」
ｻﾞﾝｯｯ
鬼の頚を時透が斬り落とした。
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
