6 遭遇 ページ7
森の中を慎重に進んでいく。
空はとっくに暗くなっておりいつ鬼が出てもおかしくない。
暫く歩くと…
鉄のような臭いが鼻をかすめた。
『っ！(血の臭い)』
時透もそれに気づき奥へ走り出し、Aもそれに続く。
そこには、先に入った隊士2,3人の姿があった。倒れ方から此方に引き返そうとしていたと思われる。
全員が至る所から血を流している。
時透「(息はしていない、情報を聞き出すことも出来ないし、先に進むか…)」
時透は再び奥へ進もうとすると、後ろからガサゴソと音がする。
振り返ると、Aがその隊士の怪我を見ていた。
時透「何してるの？早く行くよ」
『申し訳ありません、少しだけ待ってください』
時透「そいつらの手当てをしたって、意味ないでしょ。もうとっくに死んでる。見ればわかるよね？」
『っ…直ぐに終わります』
そんなAを見て時透は意味がわからないというように、ため息をつく。
『お待たせして、申し訳ございませんっ』
時透「悪いと思ってるなら、余計なことに時間を割かないでよ」
『すっすみませんっ…あの、霞柱様、』
時透「何？言い訳なら後にしてくれる？一応言っとくけど、戦闘で何かあっても僕は君を助ける気はない。自分の身は自分で守ってよ」
『…は…はい……』
時間としては1分もかかっていないが、無駄な時間を嫌う時透はAにそう言う。
俯いて謝るAを一瞥し再び森の奥へ入っていく。
なので時透は、Aが本当は何をしていたか気付かなかった。
森の大分奥に進むと、木が生えてない広い場所に出る。
その奥には………
「ククク、また来た。また来た。」
鬼の姿。その周りには倒れている鬼殺隊員。
時透とAは刀を構える。
「ククク、今日は良い日だなぁ、次から次に食糧がやってくる。」
そう言って嘲笑う鬼に視線を向ける。
目に数字はないから、十二鬼月ではない。けど気配からして相当な数の人間を喰っている。
時透は刀を握り直し戦闘態勢に入る。Aも戦闘態勢に入っていた。
だが、その視線は忙しなく動いている。
時透「(何してるんだ？)」
疑問に思ったが時透は再び鬼に目をやる。
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
