45 触らぬ神に祟りなし ページ46
Aが齢十三の時
きよ「Aさん、すみません」
『どうしたの？』
きよ「あの隊士さんが……」
『あぁ…すぐに行くね』
きよが不安げな目をするのは理由があった。その隊士はAに好意を寄せていて何かとAを部屋に呼んでいた。勿論アオイやきよ達が注意するが、隊士は聞かず酷い時は暴力行為に出たこともあった。
そんな事があったのでAは
『私のせいでごめんなさい。怪我が治るまでの辛抱ですから、これ迄通り私が彼の対応します』
と言った。
間が悪いことに胡蝶は長期任務で不在となっていた。鴉を飛ばせばいいのだが、迷惑をかけたくないとAが止めた。
きよ「(Aさん大丈夫かな…)」
きよは不安になり部屋の近くまで来ていた。すると
ｶﾞﾀﾝ!ｶﾞｼｬｰﾝ!!
急に大きな音が聞こえたため、きよは直ぐに部屋に入った。そこには
Aに馬乗りになった隊士がいた。
「俺がこんなに言ってるのに何で断るんだよ！？」
『っっ！くっ！』
きよ「Aさん!!」
ア「どうしたの！？、っ！」
その後、アオイ達や治療に来ていた他の隊士も来てくれてAは助かったが、頬を殴られ腫れ上がっていた。流石にまずいと思いアオイ達が胡蝶にも報告をした。
胡蝶「怖かったですねAさん。よく頑張りました。後は私に任せて下さい！」
両手で拳を作り笑顔で言う胡蝶にAはお礼と謝罪をした。
そして数日後、人手不足の為、Aは再びあの隊士の部屋に行くと
「うわぁぁぁ!!すみませんすみませんもうしませんから許して下さいっ」
『………え』
Aの姿を見るなり発狂し身体を震わせる隊士がいた。しかも最後に会った日より、窶れているようにも見えた。
とりあえず用事を済ませようとするも隊士がうわ言の様に
「もう被験体は嫌だ……拷問は嫌だ……」
と言っていた。
Aは隊士から離れ直ぐ様胡蝶の元へ向かった。
『あ、あのしのぶさん、今あの隊士さんの薬を持っていこうとしたんですけど……』
胡蝶「あら、そうですか。後で私が持っていきますから」
『す、すみません……あの、しのぶさん…あの人に何を……』
胡蝶「ふふふちょーっとお灸をすえただけです(^^)」
物凄く笑顔で言う胡蝶にAは、
『……あ、ありがとうございました』
としか言えなかった。
その出来事があってから、胡蝶はAに妙な気を起こす隊士には徹底的に目を光らせお灸をすえまくったらしい。
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
