40 呼び方 ページ41
夢主side
『い、いやそれは無理ですよ！柱にそんな…』
時透「胡蝶さんのことは名前で呼んでるでしょ」
『無理です本当に無理です！』
只でさえ"時透様"って呼べるようになるまで(ほぼ無意識だけど)苦労したのに、名前呼びなんて難易度最上級だよ!!
というか、いけしゃあしゃあとよくそんな事頼めますね！？さっきのアレもう忘れたんですか！？
時透「ﾎﾞｿｯ)言わないとさっきみたいなことするけど？」
やっぱり覚えてるよこの人!!
『……む、むい…ち……ろう様』
時透「"様"は要らない」
『っ！？い、いや流石にそれは…』
胡蝶「"無一郎さん"でいいんじゃないですか？
私のことも名前にさん付けですから」
本格的に困り出した私にしのぶさんが助け船を出してくれた。私は迷わずそれに乗っかる。
『は、はい！それならいけそうです!!』
時透「………わかった。じゃあこれからはそっちの方も確認していくからね。
＿＿＿A」
『！、え？今…』
時透「じゃあ僕もう行くね」
そのまま時…無一郎さんは処置室から出ていった。
胡蝶「……驚きましたね、彼があんなことを言うなんて。
Aさん、時透さんと何かあったんですか？」
『(しのぶさんには絶対に言えない!!)た、多分私がもっと頼ってほしいと言ったからだと思います。彼なりの頼り方だったのかもしれませんっ』
胡蝶「そう、ですか」
そして、しのぶさんに今日はもう休むと伝え、私も処置室を後にした。
誰もいない廊下を歩きながら、私はさっきの出来事について考えていた。
『(無一郎さん、何であんなことしたんだろう……)』
あの接吻を思い出して、私は照れるとかよりも困惑のほうが大きかった。
『(一般論で考えられることは、私にほ、ほ、惚れてるってことだろうけど、コレは絶っっ対に有り得ない！だって彼は、私が恐怖対象として見てることも、一年間避け続けてたことも知ってる。そんな失礼な女に流石の彼も好意なんて持たないはず……顔あげたら間違って触れたとか…いや、思いっきり、に、2回目は意図的にしてたし……)』
その他にも色んな可能性を考えたけど、結局分からず終いになっちゃった。
『(はぁ……初めてがまさかの恐怖対象なんて)』
私はモヤモヤした気持ちのまま、就寝につくことになった。
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
