37 行動の意味 ページ38
夢主side
ア「いくら腹部の致命傷を避けるためとはいえ、剣士として命の次に大切な手を盾代わりにするなんて褒められた行為ではありません!!」
『ほ、本当にごめんなさい。反省してます…』
今私は蝶屋敷でアオイさんに傷口を縫ってもらっていた。
霞柱が私を抱えて来たのを見て驚いてたけど、私の刃物が刺さった手を見て、直ぐに状況を察してくれたアオイさん達。
直ぐに処置にあたってくれた。
ア「終わりましたよ。きよ、包帯を巻いてあげて」
きよ「はいっ！」
アオイさんは道具を片付け始め、きよちゃんが丁寧に包帯を巻いてくれる。自分の事のように痛そうな表情をするきよちゃんを見て、心配かけちゃったなぁ…と申し訳なくなる。
『ありがとうございました。アオイさん、きよちゃん』
ア「いえ、お安い御用です」
きよ「どういたしまして！」
ア「では、霞柱様を呼んできますね。あとしのぶ様にも報告はしているので、もうじき任務からお戻りになるかと」
『うぅ…はい』
やっぱり、しのぶさんにも伝えてるよね…アオイさんの次はしのぶさんの説教かぁ…
二人が出ていって処置室は私だけになる。もうすっかり夜になった空を窓越しに見る。
ｶﾞﾗｯ
時透「四宮…」
『あっ！霞柱様』
霞柱が私の側にあった椅子に腰かける。視線は私の手当が終わった手に注がれている。
『あの、霞柱様。ここまで運んでくれてありがとうございました。それに隊服で止血までしてもらって…』
時透「……何であんなことしたの？」
『？…ん？』
時透「君なら、あの距離からでも僕が致命傷を避けることが出来たことに気づいてたはずだ。態々君が自分から怪我する必要はなかった。
何であんな無意味な行動をとったの？」
『………』
普通なら、ここで怒ったり、ショックを受けたりするんだろうなぁ…多分、彼のこと何も知らなかった頃の私だったら。
"記憶がなく苦しんでると思うんです"
"無一郎くん、誰かと一緒に任務するの苦手みたいだから"
"皆僕より弱いから"
私はしっかり霞柱の目を見て話し出す。
『確かに、霞柱様が致命傷を回避しようとしていたことに気付いてました。同時に…刺されることは回避できないことも
それが解った瞬間、足が動いてました』
時透「…だから何で」
『貴方に傷付いてほしくなかったからです』
霞柱の言葉を遮るように、私ははっきりと言った。
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
