35 また一難 ページ36
Aの体調も戻り、他の隊士達とも合流し、今は気を失っている子供達の保護、拘束を行っている。広い部屋に次々と運ばれる子供の手当てにあたるA。
『(籠手は消えたけど、手は元通りに動くかどうか…)』
時透「この子達、全員蝶屋敷運ぶ気？」
『流石に無理がありますね。隠に頼んで親元に帰せる子を探してもらいます』
そう言うAだが、望みは薄いと感じている。恐らく幼い内から親がいない子が殆どだ。そういう子ほど洗脳が強く効く。鬼もそれをわかっていたはずだとも。
『それに、まだ洗脳が解けてない子供もいますし、鬼殺隊の屋敷に置いておくのは危険です……！そういえば、霞柱様はあの煙吸っていませんか？』
時透「僕は平気」
『そうですか、良かった。(霞柱様は記憶を失ってるから、こういうのは無理矢理思い出させるべきじゃない)』
「四宮悪い！こっちもいいか？」
隊士に呼ばれ、すぐそちらに向かうA。その後を時透が歩いてくる。時透は手伝うわけでもなく、Aのそばに付いていく。
何人かの隊士は「(手伝えよ)」と心の中で思っていた。Aも隊士達の心情は察していたが、柱且つ恐怖対象に注意できるわけもなく、そのままにしていた。
隊士と子供の手当てにあたろうとしたが、包帯が僅かになっていた。
『包帯足りないですね。誰かから貰っ……！』
Aが周辺を見渡している時、
視界の端にキラリと光る刃物が映った。
気絶していた男の子が起き上がり、一番近くにいた隊士を刺そうとしていた。その隊士は…
こちらに歩いて来ていた時透だった。
『時透様!!』
時透「！、っ！」
Aに呼ばれたと同時に殺気を感じた時透は振り返ると、男の子が縛った両腕で自分に刃物を振り下ろす瞬間だった。
時透「(この距離じゃ避けきれないな。致命傷は避けれる)」
時透は冷静に判断し、致命傷を回避する動きを取る……つもりだった。
ﾄﾞﾝｯ
時透「！？」
時透は肩を誰かに突き飛ばされた。
そして次に見えたのは、
時透「なっ！？」
男の子に刺され、腹部から血を出すAだった。
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
