22 初めての感覚 ページ23
時透side
甘露寺さん達と別れ、彼女と二人きりになり漸く聞けたが
…どうやら本当みたいだった。
時透「(胡蝶さんの言葉と全然違ったのは、僕が怖かったからか…
じゃあ、僕のこと怖くなくなれば笑顔で接してくれるってことだよね)」
そう思ってどうすれば良いか彼女に聞くが、
『い、いえ、其れは霞柱様の長所でもあるところなので直さなくて大丈夫です。霞柱様はそのままが１番良いです！』
時透「(…何それ？駄目に決まってるじゃん。今の僕のままじゃ君はずっと僕には笑ってくれないだろ)」
自分でも何でこんなムキになるのか解らない。
でも、このままじゃ絶対嫌だった。
そう考えてたら彼女が急に
『わ、私、これからは貴方のことを避けたりしません！少しずつではありますが、貴方への恐怖心をなくすよう特訓します!!』
そう彼女は真っ直ぐな瞳で言った。
それは合同任務でお礼を言った時と同じ瞳だった。
そして、特訓内容について聞くと僕の顔見て話せるようにする、ということになった。
たったそれだけのことなのに、モヤモヤが消えたのと…心臓あたりが温かくなった気がした。
時透「(………何なんだろこれ？)」
初めての感覚に戸惑うけど、全然嫌じゃなかった。
その後合同任務の件をあの子の鴉が伝えたので用を終えてそのまま帰った。
「アッ！無一郎、今マデドコ行ッテタノヨォォォ！」
銀子が僕の肩に止まって言う。そういえば出掛けること言ってなかったっけ？
時透「ちょっと町の方に行ってた」
「エェェ！私モ連レテッテヨ！テカ大丈夫ナノ？任務終ワッテカラ様子変ダッタノニ」
時透「…うん。もう平気。ちょっと疲れたから寝てくるね」
「エ"ェェェェ！チョットハ構ッテヨォォォ！」
そう文句を言いながら、拗ねて庭の方に飛んでった銀子を見送り僕は自室に戻る。
座布団を枕にして、畳の上に横になった。
さっきと違ってすぐに睡魔が襲ってくる。
それにもう宇髄さん達の言葉も気にならなくなった。
代わりに……
"わ、私、これからは貴方のことを避けたりしません！"
"あ、貴方の顔を見てちゃんと話せるようにしますっ"
あの子の言葉が心地よく脳内に響きながら、僕はそのまま眠りについた。
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
