21 見たかったのは ページ22
時透side
任務を終えて屋敷に戻って休もうと思ったけど…
時透「(全然眠れない……)」
こんなことは今まで一度もなかった。僕は嵐の日でも、雷が落ちても平気で寝れてたから。
理由はわかってる…
数時間前の宇髄さんと煉獄さんの会話だ。
"お前のこと派手に恐怖対象として見てんのに！！"
"あの子は時透が苦手なのか！"
"１年前から地味にずっと避け続けてた位だからな"
あの言葉がずっと頭の中で木霊みたいに繰り返す。
寝れないのはこれが原因なのはわかる……
でも何でこんな風になるのか解らない。いつもは直ぐに忘れる。でもあの言葉は何故かずっと覚えてる……
時透「(……またモヤモヤする)」
彼女…四宮？が原因なら一回会ってみた方が良いかもしれない。それにお館様が、今後あの子との合同任務を増やすと仰っていたから、それを伝えるついでにと思い蝶屋敷に向かった。
でも行ってみたら彼女は非番で町にいると聞いたので、そこへ行くことにした。でも全然見当たらない。
時透「(何でこんな無駄なことしてるんだろう)」
こんな事してるなら鍛練していた方が有意義に決まってる……
馬鹿馬鹿しくなってきて、帰ろうとした時
甘露「んー美味しい！Aちゃんのはどう？」
『私のもとっても美味しいですよ！』
時透「！」
何処かから甘露寺さんとあの子の声が聞こえた。少し離れた所に食事処があり、窓が一部開いていた。そこから見えたのは、
時透「っ!」
楽しそうに笑う彼女の顔だった。
暫くボーッと見てたけど、急に硬い表情になった(ご飯詰まらせてたし…)。
そこで用を思い出して、僕も食事処に入る。
甘露寺さんと伊黒さんに挨拶して彼女の隣に座った。
時透「にの……四宮だっけ？……久しぶり？」
うろ覚えの名前を言って挨拶すると、彼女は下を向きながら挨拶する。
そんな彼女を見てまたモヤモヤし、宇髄さん達の言葉が思い出された。
合同任務のことより先にあの言葉が本当かを聞くことにした(色々あって聞けなくなったけど…)。
食事中もずっと彼女のこと見てたけど、一度もこっちを見てくれなかった。横顔だけどすっごく硬い表情だった。
時透「(さっきの顔見たいんだけどなぁ…あの顔見たとき何でかモヤモヤが消えたんだよね)」
そう思いながら見てた時、甘露寺さんが彼女にキャラメル？っていうお菓子をあげた。
それを食べて笑顔でお礼を言う彼女の横顔に僕は目が逸らせなくなった。同時に……
時透「(………僕にもその顔してくれないかな…)」
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橘 - うわ〜！無一郎がついに、ついに告白を〜！ (1月7日 5時) (
レス) @page49 id: f80cf1a544 (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - まちゃむんさん» ありがとうございます！お陰様で続編も殿堂入りしました✨ホントに皆さんに感謝です😭 (11月1日 22時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃむん(プロフ) - すいません、こっちでしたね、殿堂入りおめでとうございました🥺続編もあと一票、イケるイケる♡ (11月1日 14時) (レス) id: 8b24830e41 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 無一郎が告白した〜❗これから夢主ちゃんと無一郎がどうなるのかすごく気になります❗ (8月9日 23時) (レス) @page50 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
雪花菜 - salomeさん» 初めまして！いつもなんてとても光栄です。今後の展開も頑張ります!! (8月7日 21時) (レス) id: 2d2d667fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪花菜 | 作成日時：2023年7月14日 19時
