最高かよ。よんじゅーはち ページ13
夢主side
驚く紅葉さんに鏡花ちゃんはある物を掲げる。
紅「なッ…私(わっち)の携帯電話!?」
鏡「明るい世界を見た
知らなかった頃にはもう戻れない」
紅「…恨むぞ、小僧、小娘
あの子は光に目が眩んでおる
貴様等が見せた光じゃ」
『その光に鏡花ちゃんの目を慣れさせる事が私達の宿命ですので』
紅「毒の光に目が慣れると、そう思っておるのか?
何時か鏡花はその毒の光によって壊れる
__じゃが幸いまだ手はある」
『!』
紅葉さんは私の体を自分の方に引き寄せ、私の首に刃を付き着けた。
残念ながら私の夜又はもう消えている。
でも私の頭は何処までも冷静だった。
『……成程、私が異能を発動させる前にこの刃が私の首を落とす、と』
紅「理解が速いようで何よりじゃ」
敦「Aちゃん!!!」
敦くんが慌てて助けようとしたが、間に合わないと判断したのかぐっと踏みとどまった。
紅「小娘無き探偵社はさぞ居づらかろうて
…ましてやそなたの所為で殺されたとあれば尚更」
鏡「待って」
『…鏡花ちゃん?』
鏡「判った
…戻ります、だから」
紅葉さんは私の体から手を離し、鏡花ちゃんへそっと寄り添った。
敦「駄目だ鏡花ちゃん!」
鏡花ちゃんはふらふらと覚束無い足取りでただ紅葉さんに着いて行く。
『……待って……鏡花ちゃ…』
紅「私が守って遣ろう、もう居場所を求めて刃を振りかざす必要は無い
____後は任せたぞ」
そして物陰からポートマフィアの黒服達が出てきて、私達に向かって銃を構えた。
とんでもなく劣勢だ。
『敦くん…戦える?』
敦「…うん」
_____すると突然場に合わないような陽気な声が聞こえてきた。
賢「頭下げてくださ〜い!」
そして車が勢い良く飛んできて、黒服達に直撃した。
『わーおダイナミック』
賢「飛んだ飛んだ」
それから国木田さんが駆け付けてきた。
国「大丈夫か、お前等」
『えぇ、何とか……』
紅「探偵社の毒虫め…!
鏡花にこれ以上毒の光を見せるな!」
『ぜ、全面戦争って感じですか?』
国「嗚呼…この忙しい時に……」
そして全員が戦闘体制に入った。
_____その時。
突然何処からか呑気な声が聞こえてきた。
ジ「わぁ、タイミング最高」
私はその人物を見てどっと汗が吹き出した。
『…タイミング最悪だよ馬鹿か…』
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柳月俐蓮(プロフ) - いい遅れましたがすごく面白いです (2023年3月5日 22時) (レス) id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
柳月俐蓮(プロフ) - リクエストで織田作やジイドだけでも良いので死者と全キャラ達が文ストワンのお花見みたくゆるく平和に楽しく過ごしてるところと交換留学生のように別組織に一時派遣を各組織してのやり取りがみたいです。お願いします (2023年3月5日 22時) (レス) @page8 id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
hikage(プロフ) - リクエストでポートマフィアと探偵社のお茶会お願いします。 (2023年2月19日 21時) (レス) @page13 id: 7b939c23ea (このIDを非表示/違反報告)
はなね - ありがとうございます! (2022年7月4日 22時) (レス) @page48 id: 14c492ea3a (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - はなねさん» リクエスト承りました!確実に夢主ちゃん無双ですね…w運動会、是非とも書かせて頂きます! (2022年6月21日 22時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ。 | 作成日時:2022年5月25日 22時