ダイヤモンド・ガール！ー5

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広臣Side





ホテルの一室ー…








・








「おそいよぉ〜。ずーっと待っていたんだからね？」



甘ったるい声で、俺に抱き付いてくる女。



テキトーに遊んでいる女。






健ちゃんと岩ちゃんのいない飲み会。





盛り上がって、お酒も入った。


その帰りに、LINEのメッセージが来ていた女に呼ばれてきた。





ベッドの端に座る。


後ろから女が抱き付いてきた。







なにをされても何も感じねーよ。









それにしてもー…







先輩のお誘いを断らない岩ちゃんが断って、そそくさ帰って行ったのには驚いた。


いつもとは違う表情。




一体、どこに向かったんだろうか？







「広臣…？ねぇー…









抱いてよ？」





後ろを振り向いて、女を押し倒した。



キャッと女は驚く。









"臣君…"






あの子の顔が突然、笑顔で浮かぶ。








Aー…





身体を女から離して







『帰るわ。抱く気失せた。』



「はぁ？…ちょ、広臣！？」









騒ぐ女を置いて部屋を出た。







・






『だっせー…俺…』




なんだよ…




なんでだよ…



今更、アイツの顔が浮かぶんだよ…







・

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