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『待ってる時にチラッと見えてんけどさ、
部長みたいなんと距離近なかった？』
「そ、そうだった？」
『うん。めっちゃ。』
「ごめん…無意識だったかも…」
そう言うと、机の縁に置かれた手は私に回ってきた。
終業時間は過ぎているとはいえ、まだ社員はいる。
施錠確認の人が来たら恥ずかしいとかの問題じゃない。
「ちょっと…」
『俺も同じ部署でプロジェクトのメンバーやったら良かったのに…
この会社の会議室がガラス張りなんも腹たってきた…』
「そんなこと言われても…」
とは言いつつも、他人のことは悪く言わないのは彼のいい所だ。
そんな所が好きでもある。
ググッと力の入る腕。顔に賢志郎の髪の毛が当たってくすぐったい。
『Aは…俺のやんな？』
大人っぽくて、先輩後輩関係なくテキパキ捌く賢志郎さんのこんな姿を見れるのは、私の特権なのかな。
「うん。」
『ほな…』
そう呟くと賢志郎さんはまた隣の椅子に座り、私の腕を引っ張る。
「わっ！」
さっきとは真逆で、私が机の縁を掴んで賢志郎さんを見下ろす形になる。
「あの…」
『俺のこと好きやったら、キスして。』
頬を撫でる賢志郎さんの指。
「いや、ここじゃ…」
『早く。あと10分したら施錠確認の人来るで？』
いつもの優しい賢志郎さんは何処へ。
イジワルな顔を浮かべて見上げる賢志郎さんは、憎たらしいけど、
惚れた弱みからかキュンとしてしまう。
施錠確認の人に見られるくらいならと
触れるだけの軽いキスをした…つもりだけど
一瞬の隙を突かれて賢志郎さんの手は私の頭を掴んでいて
長いキスになった。
人が来る焦りから必死に賢志郎さんの胸を叩くと
しばらくして顔が離れた。
『A、家帰ったら離さんから。』
嘘つきは恋の始まり【Kento.Y】→←残業とスリルと【Kenshiro.K】
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えぬ。(プロフ) - さっちゃんさん» ありがとうございます涙 楽しみにしてます！ (2022年8月4日 2時) (
レス) id: ba3f52b86f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - えぬ。さん» リクエストありがとうございます☺️いえいえ！お礼を言うのはこちらの方です〜☺️少しお時間頂きますね！続編の方での更新になります！ (2022年8月3日 12時) (レス) id: ac2fd73a5b (このIDを非表示/違反報告)
えぬ。(プロフ) - はじめまして！いつも素敵な作品をありがとうございます。盛山さんとすれ違って喧嘩してしまうお話が読みたいです。よろしくお願いします🙇♀️ (2022年8月3日 1時) (レス) id: ba3f52b86f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - ｱｼｭさん» いえいえ！お待たせしました！お気に召したようで嬉しいです☺️またよろしくお願いします🙇♀️ (2022年7月31日 20時) (レス) @page49 id: ac2fd73a5b (このIDを非表示/違反報告)
ｱｼｭ - 職場恋愛ありがとうございました💕1人ずつ内容を変えないといけなかったので大変だったと思いますが、どれもキュンキュンしました🥹これからも頑張ってください！ (2022年7月31日 11時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2022年7月7日 1時
