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---川西side---
『どういう事…？』
彼女が言うに、俺と結婚する前の恋愛は散々だったそう。
家のお金目当てな奴、お義父さんの地位を利用したかっただけの奴。
逆に彼女の親が偉大すぎて家のしきたりに着いていけず、浮気して別の女とどっか行った奴。
聞けば聞くほど、二度と恋愛したく無くなるような内容ばかり。
「あ、すみません…私ばかり。」
『それは俺から聞いたことやから全然ええねんけど…』
「なので、私にはこの位が丁度いいんです。」
どこか諦めがついていて、でも寂しそうで。
顔も素性も知らん過去の男への嫉妬心からか
『わかった。俺と、庶民の生活してみいひん？
庶民の生活…とは違うけど、人並みの生活ってやつ。』
俺も結婚していながら彼女と繋がっとるクセに、俺も自慢できる生活してるわけやないのに、偉そうな事を言っていた。
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2022年6月27日 21時
